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ぼやき、ぼやき、ぼやき(^^;)

元助監督で映画キャスティングマンの

舞台85 「迷子になるわ」 五反田団 東京芸術劇場

2010年11月09日 | そんなご舞台な2010
舞台85 「迷子になるわ」 五反田団 東京芸術劇場

前田司郎ワールド炸裂の、すばらしい舞台でした。「人と違う事をする」という私自身のテーマと同じように、前田ワールドは、他の劇団とかなり違います。これはぜひ見てほしい舞台です。この舞台は、決して難解ではなく、時々笑いが出るほどの楽しい舞台です。激しいアクションがあるわけでもありません。でも、おもしろいのです。それは、観客に媚びないストーリーテーリング。前田さん自身が考えるワールドに、観客を自然に無理なく誘っていきます。これには脱帽です。観客に媚びない潔さが、とても気持ちいいです。最近は、無理矢理に笑わせようとしたり、イケメンそろえて熱演させたり、商業性が優先した舞台が増えている中で、自分自身を見失わない作劇に、心が洗われます。一見の価値があります。オープニング15分さえ過ぎれば、あとは夢の中です(^^;)11月14日まで公演中。

舞台80「お買い物」 東京タンバリン

2010年10月22日 | そんなご舞台な2010
舞台80「お買い物」 東京タンバリン

注目の劇団で、見逃せません。最近舞台への気力が落ちている個人的な気持ちのせいか、物欲に対して、意外とドライな演出だったように思って、ダンスがそうさせているのかもしれませんね。もっと痛いウェット感もほしいなぁ思いました。

舞台78「アメリカ」 本多劇場

2010年10月09日 | そんなご舞台な2010
舞台78「アメリカ」 本多劇場

出演者達も頑張っているのだけど、何か未熟な部分が気になってしまいました。それは演技者達だけではなく、脚本も、あまりにもストレート過ぎたかもしれません。しっかりとした大人にしていたら、その痛さに感動したかもしれません。彼らは若いけど、大人も演じられたように思いました。

舞台76 「美しい手」サンモールスタジオ

2010年09月30日 | そんなご舞台な2010
舞台76 「美しい手」サンモールスタジオ

ジャズ喫茶が舞台でした。全編ジャスが流れていたので、私は心地よかったんです。時間軸をうまく利用して、しっかりと組み込まれていたのは感心しました。ラストは安心して主人公が就職しようとしますが、やはり編集者がダブリで警察にチクっていた、ともう一度落とした方がおもしろかったように思います。我がラッキーリバーの伊澤・藤田の両名は、かなりよかったと思います。

舞台75 「聖地」 さいたまゴールド・シアター第4回公演 埼玉芸術劇場小ホール

2010年09月29日 | そんなご舞台な2010
舞台75 「聖地」 さいたまゴールド・シアター第4回公演 埼玉芸術劇場小ホール

出演者の平均年齢はいくつでしょうか? おそらく70才前後じゃないでしょうか。あまり期待もせず見に行ったのですが、たまげました!すごーーーいおもしろかった。何がおもしろかったっていうと、いつセリフを忘れるかわからないドキドキ感の中で、3時間半、老人達が、いっぱいいっぱいになってセリフをしゃべり演じている、緊張感の中に、強引に巻き込まれた感じなんです。上等の俳優が余裕を持って演じた、きれいな美しいパッケージに囲まれた、舞台ではないのです。そのはみ出し感、形の中に、美しくまとまっていない感、そこがとても心地よかった。
では、他の素人演劇とどう違うのか?それはやはり、脚本と演出が、プロ中のプロだったという事でしょう。老人達が出るからといって、教訓的な内容におさめようとしなかった判断が、最高に効果的だったと思います。

舞台77「絶滅のトリ」 ワンオアエイト シアタートラム

2010年09月28日 | そんなご舞台な2010
舞台77「絶滅のトリ」 ワンオアエイト シアタートラム

超お気に入りの舞台脚本・演出家の田村孝裕さんの作品は、絶対に見逃せません。今回も、その期待に十分応えられる作品でした。田村さんに外れがありません。今、一番の作家です。あの才能が、自分にあったらと嫉妬さえ感じます。まぁいいです(^^;)
不満があるとすれば、キャスティングかなぁ(^^;) 少し人数が多かったかもしれませんね。それと、体型が似た人が多かった。それでも、おもしろいです。10月3日まで公演してます。

舞台74「ギラギラの月」 劇団ハートランド第14回公演 下北沢スズナリ

2010年09月27日 | そんなご舞台な2010
舞台74「ギラギラの月」 劇団ハートランド第14回公演 下北沢スズナリ

お気に入りの中島淳彦さんの作・演出ですから、見逃すわけにはいきません。再演らしいのですが、初演は見ていません。トキワ荘のようなアパートに女性漫画家の卵達が同居している設定でした。ちょっと、ドタバタ感が強く、一つのエピソードが終わると、すぐ次が始まるのが、単調だったように思いました。静と動のメリハリが、もう少しあってもよかったんじゃないでしょうか・・・

舞台73「よわいもんいじめ」コマツ企画 

2010年09月26日 | そんなご舞台な2010
舞台73「よわいもんいじめ」コマツ企画 三鷹芸術文化センター

話題になった「イエスの箱船」を素材にしたドラマだったので、わかりやすくおもしろかった。飽きさせずに2時間十分にもったと思います。出演者達がいろんな役をやるのが、「真心一座」のようで、その様がおかしくて、楽しかった。ただタイトルの「よわいもんいじめ」という痛そうな展開とは違ったの事が、何か物足りなさがあったかもしれません。

舞台72「ハバカリ・ザマin寝覚子SA2010夏」 つまづきの石

2010年09月25日 | そんなご舞台な2010
舞台72「ハバカリ・ザマin寝覚子SA2010夏」 つまづきの石 スズナリ

2時間30分の舞台ですが、かなりおもしろかった。これが2時間以内におさまったら、傑作になっていたに違いないと思います。もったいないなぁ(笑)いくつかのエピソードがなくてもよかったような、最近にない、テイストの舞台で、グダグダとハンサム・ボーイをそろえた、中途半端な舞台に比べると、喝采を叫びたくなる。誉め過ぎか(^^;)

舞台70「ラストゲーム」 D・BOYSステージ2010年

2010年09月09日 | そんなご舞台な2010
舞台70「ラストゲーム」 D・BOYSステージ2010年

最後の早慶戦をモチーフにした舞台でした。大きな期待はしてなかったんですが、予想以上におもしろく、飽きさせないスピード感があり、見応えがありました。やはり瀬戸康史クンは、十分スター性があり、これからもっともっと大きく飛躍していくように思いました。

舞台69「Life pathfinder」 吉祥寺シアター

2010年09月08日 | そんなご舞台な2010
舞台69「Life pathfinder」 吉祥寺シアター

全く予備知識なしで見た、音楽劇でした。席について構成の松高タケシさんの挨拶文を読んで、このドラマが「死への旅」という事が主題だという事を知りました。もし、これを読まなかったら、おそらくストリーを理解する事は、かなり困難だったかもしれません。「歌」は出演者全員が、おそらくオーディションを勝ち抜いた俳優さん達のようで、みなすばらしかった。ただダンスが少なかったのが、とてももったいなく思いました。

舞台68「普通の生活・長崎編」

2010年09月07日 | そんなご舞台な2010
舞台68「普通の生活・長崎編」

一度見ていて、ストーリー展開を把握していました。大好きな中島淳彦さんの作品なので見逃せません。戦争という物をモチーフにしているので、なかなか遊べないところが、ちょっと苦しい感じがしました。逃げ出した学校の先生なんか、あんなに熱血漢でなく、タイトル通りの、フツーの先生でよかったように思いました。熱く語れば語るほど、なんか、引いてしまいます・・・