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ぼやき、ぼやき、ぼやき(^^;)

元助監督で映画キャスティングマンの

舞台35「ウラハラ」 オフィス・エイツー 

2011年06月20日 | そんなご舞台な2011
舞台35「ウラハラ」 オフィス・エイツー 千歳船橋APOCシアター

身内を殺された弁護士が、その犯人の弁護を引き受けるという展開で始まった舞台です。普通には終わらないよなぁって思っていたら、最後にどんでん返し。予定通りで、ちょっとストレート過ぎたかもしれませんね。

舞台34「女優マリア」 東京おいっす!第16試合 下北沢駅小劇場

2011年06月08日 | そんなご舞台な2011
舞台34「女優マリア」 東京おいっす!第16試合 下北沢駅小劇場

意外とストレートな内容でした。こういいった「悪女物」には過去に名作がたくさんあって、なかなか難しいものです。悪女を演じた、鈴木麻衣花さん次第で作品が決まるように思いました。彼女は、なかなか頑張ったと思います。大丈夫でした。しかし、辛口で言うと、過去の名作、有吉佐和子「悪女について」や、ミステリーの名作、アンドリュー・ガーブ「ヒルダよ眠れ」を越える事は出来なかったかもしれません。こう書くのは、どうせやるなら越えて欲しいという願いがあるのです(^^;)

舞台32「戦争にはいきたくない」 らくだ工務店

2011年06月06日 | そんなご舞台な2011
舞台32「戦争にはいきたくない」 らくだ工務店 駅前劇場

この劇団は、一作ごとにレベルを上げてきているように思います。ただ、最終的なまとめ方に、もう少し工夫があってもよかったかなぁと、とても残念に思いました。特に、ヤクザ出身の行員の行方はどうなったのか、気になってしまいました。山路和弘さんは、あまりにインパクトが強く、さすがぁ!と思いましたが、それだけに、あれだけの出番ではもったいなく、もう少しエピソードが欲しい感じでした。

舞台29「珍しい凡人」 箱庭円舞曲第16楽章 駅前劇場

2011年06月03日 | そんなご舞台な2011
舞台29「珍しい凡人」 箱庭円舞曲第16楽章 駅前劇場

初めて見た劇団でした。すごく頑張ってました。その中でザンヨウコさんのひょうひょうとした演技が目を引きました。ラスト2人の芝居をやりたかったんだなぁと感じましたが、ここまでの前の部分が、その序奏だとしたら、ちょっと長すぎたかもしれませんね。もう少し、「笑い」を入れた方が、もっと強く伝わってくるように思いました。ちょっと目が離せない劇団かもしれません。

舞台33「発進、オーライ!」 劇団ハート・ランド第15回公演 

2011年06月02日 | そんなご舞台な2011
舞台33「発進、オーライ!」 劇団ハート・ランド第15回公演 下北沢スズナリ

中島淳彦さんの新作ですから見逃すわけにはいきません。大西多摩恵さんと福島まり子さんは絶品でした!最高でした!ただ、この2人と他の出演者のレベルの差が、かなり浮き彫りにもなりましたね。ストーリーはミュージカル仕立てで、なかなか楽しかった。もう少し、「今」に繋がる「風刺」がもっと欲しかったようにも思います。

舞台28「どんとゆけ」 渡辺源四郎商店 スズナリ

2011年05月24日 | そんなご舞台な2011
舞台28「どんとゆけ」 渡辺源四郎商店 スズナリ

死刑制度を問うユニークな舞台でした。死刑制度が変わって、訴えた側が直接死刑にたずさわるという設定で、いろいろ仕掛けがあり、重たい内容なのに、何度も笑ってしまいました。こんな風に、考える舞台は大好きです。超オススメです。

舞台27「わが星」 ままごと 三鷹芸術文化センター星のホール

2011年05月23日 | そんなご舞台な2011
舞台27「わが星」 ままごと 三鷹芸術文化センター星のホール

なかなかおもしろかった。見応えがありました。さすがに岸田戯曲賞を獲得した舞台です。特に、「わたし」の役の端田新菜さんがすばらしかった。この先どんな舞台を作ってくれるのか、とても楽しみです。ただ、この手はもう使えない(笑)でも決して古びない傑作のひとつだと思います。

舞台22「国民の映画」 パルコ・プロデュース公演

2011年05月20日 | そんなご舞台な2011
舞台22「国民の映画」 パルコ・プロデュース公演

あの三谷幸喜さんの作・演出の舞台です。小日向さんも、段田・風間さん、みなさん最高でした。特に段田さんはヒットラーそっくりでしたねぇ。さてナチスの怖さを描きたいのか、映画作りのおもしろさを伝えたいのか、その微妙なバランスがうまくいったかどうか・・・映画人の私としては、もっと映画作りのおもしろさをアップして、その裏にある政治の恐ろしさを、もっと浮かび上がらせてほしかったように思います。もっともっとつっこんで、笑わせて、怖がらせて、って思いました。



舞台30「散歩する侵略者」 イキウメ 2011年春公演 シアタートラム

2011年05月19日 | そんなご舞台な2011
舞台30「散歩する侵略者」 イキウメ 2011年春公演 シアタートラム

2007年度の「吉川事務所の御招待大賞」を獲得した作品の、再演です。でも、かなり書き込みされています。やっぱりすごい舞台です!!必見です!! すばらしい!! 東京は29日まで。大阪6月4・5日。北九州6月12日です。地方の方々、必見ですぞ!!

舞台26「その族の名は家族」

2011年05月02日 | そんなご舞台な2011
舞台26「その族の名は家族」 青山円形劇場

ユースケ・サンタマリア、滝藤賢一、大鷹明良、研ナオコなど芸達者のメンバーをそろえた舞台でした。再演で、以前は「て」というタイトルでした。この時は、岩井さん自身が母親役で出演していましたね。、かなり力の入った舞台になっていました。父親の存在が、どう家族に影響を及ぼしたか、その父親の内面にもっと近寄ってもいいかなと思いました。

舞台28「裸の女を持つ男」 クロムモリブデン 

2011年04月28日 | そんなご舞台な2011
舞台28「裸の女を持つ男」 クロムモリブデン シアタートラム

有名俳優の薬物事件をモチーフにしているが、なんかうまく響いてきませんでした。どうしても作りたかったという作者の魂が、うまくまとまりすぎたストーリーのために、ぼやけてしまったように思いました。ただ、出演者がみなうまい!

舞台27「右手にテニスボール」 田上パル第11回公演

2011年04月26日 | そんなご舞台な2011
舞台27「右手にテニスボール」 田上パル第11回公演 こまばアゴラ

残念ながら、ねらいがよくわからなかったなぁ・・・1つのネタが気に入って、それを基に舞台を作りたかった事が、バランスを悪くしたかもしれませんね。ラストのアイディアだけが、全体のバランスと違ってるように感じました。それが、そのねらいのネタなんだろうけど、会心のスマッシュはアウトコートだったかなぁ・・・・

舞台25「毒味」 味わい堂々 隠し味公演 下北沢オフオフ劇場

2011年04月13日 | そんなご舞台な2011
舞台25「毒味」 味わい堂々 隠し味公演 下北沢オフオフ劇場

若者達の本音と、イヤ味とかが重なり合って、少し痛い感じの舞台でした。でもその痛さは、そんなに尖ってはいなく、なんだか甘くもありました。設定として全員が30才過ぎという事でしたが、決してそうは見えずまだまだ若い感じでした。その年齢設定の失敗が、このストーリーの味わいを、違った方に持って行ってしまったように思いました。

2010年 「御招待大賞」発表!

2011年04月12日 | そんなご舞台な2011
2010年に、招待していただいて実際に見た舞台が96本。その中で一番感動した作品に、「御招待大賞」を贈りたいと思います。

さて、2010年度「御招待大賞」は、自転車キンクリートSTOREのBプログラムの1編「ポン助先生」です。主演の山路和弘さんは最高にうまかった。脚本もすごくよかったと思います。こんな人が日本にいるんだなぁって、彼の実力を知らなかった自分を、すごく反省しました。彼をもっと世間に知らしめたいのですが、いかんせん、私以外のプロデューサーや監督達は、彼の事を知りません。これは日本の不幸です。もっともっと他にもすばらしい俳優さんがいるんじゃないか、そんないい気分にさせてくれた舞台でした。

舞台12「富士見町アパートメント」 自転車キンクリートストア 座・高円寺
Bプログラム  「ポン助先生」

脚本がマキノノゾミさん。私はマキノさんと相性が悪いので、タイトルもなんだかいまいちで、全く期待していなかったんですが、完全に裏切られ、最高におもしろい舞台でした。これは一見の価値があります。黄川田クンも素朴でよかったし、ポン助先生の、山路和弘さんもノリノリで、この人、西尾まりさんが絶品でした。今年の助演女優賞は決まりと思うぐらい、すばらしいものでした。