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ぼやき、ぼやき、ぼやき(^^;)

元助監督で映画キャスティングマンの

「座頭市/2物語」 THE東京ピチピチBOYS

2007年10月09日 | そんなご舞台な2008
「座頭市/2物語」 THE東京ピチピチBOYS 第11回公演  シアターV赤坂

出演者達は頑張っているのに、残念ながらストーリー展開が読めてしまって、意外性がなく物足りなさを感じました。俳優陣もレベルの差が顕著なのも目立ちましたね。もっと頑張ってくれい。

青木隆宏・・・熱い芝居も熱く感じさせない、不思議な自然体でした
魚谷輝明・・・あんなにメークしなくても(^_^;)もっとしゃべりたかったろう大阪人
星野卓誠・・・一番の収穫、役のポジションまっとうしてました
工藤亜都・・・フラダンスも最高、声もよく通ってました
田渕邦典・・・ちょっとやり過ぎましたかねぇ
山北龍二・・・長セリフは苦しそう、聞き取りにくかった

「Home」

2007年10月08日 | そんなご舞台な2008
「Home」 マシュマロ・ウェーブ 赤坂レッドシアター

予備知識もなく見たのですが、後で聞いたら基本的な台本もなく、稽古をしながらストーリーを組み立てた芝居だそうです。そう聞くと、なんとなくわかる微妙な展開です。十分何か災害が起こった事はわかります。ですが、それをことさら説明しようとするのは、説明過多だったかもしれませんね。予想範囲の中での展開に意外性は、あまりありませんでした。即興の限界なんでしょうかねぇ・・・
久松信美・・・力が抜けた感じは、人を食ったようでおもしろかった
体の大きい男性(由地)・・・熱血漢ぶりが好印象!

ピチチ5「吐くな!飲み込め!蘇れ!」

2007年10月04日 | そんなご舞台な2008
ピチチ5「吐くな!飲み込め!蘇れ!」

正直に自分たちの気持ちを吐露しているのに、とても好感を持ちました。「金持ちになりたい」「有名になりたい」「自分には才能がないかもしれない」そんな希望や不安いっぱいの気持ちを爆裂させていて、スーッとしました。温泉きのこの中西広和クンに、どうしても目がいくのはなぜだろう(^_^;)ガンバレ!!

「シェイクスピア・ソナタ」

2007年09月28日 | そんなご舞台な2008
「シェイクスピア・ソナタ」 シアターナインス10周年記念公演

岩松了さん作演出は、なかなか手強くて、いつも悩んだり首をかしげたり、見終わってこのドラマどう考えたらいいんだろう?って、観客を悩ましますね。今回も見事にそうでした(^_^;) すべてを理解したいという望みを持つのですが、すべての正解を隠したまま終わってしまったように思いました。そのもどかしさが、まんまと岩松了の策略にはまった感があって、ちょっと悔しいです(^_^;

「散歩する侵略者」 イキウメ 

2007年09月27日 | そんなご舞台な2008
「散歩する侵略者」 イキウメ 青山円形劇場

SFラブ・ストーリーでした。そして今年ナンバーワンの舞台でした。すばらしい出来上がりで、感動しました。小説にされているようですが、映画になってもおかしくはないでしょう。「愛を奪う」。参りました!強いて言えば、ラストは短くしてもよかったように思います。ラストシーンは二人のカットバックで、クレーンカットで、小さくなった二人っきりですね(^_^;)

日下部そう 抜群の宇宙人でした。すばらしい才能です!
岩本幸子  普通の人妻の感じの方が、泣けたように思いました
安井順平  難しい役をイヤ味なく演じていました
瀧川英次  笑いをとってましたね。ちょっと調子に乗りすぎる感もありました
浜田信也  瀧川クンとのバランスをうまく取っていました、賢いです。

「先輩へのあこがれ」 動物電気2007秋公演

2007年09月26日 | そんなご舞台な2008
「先輩へのあこがれ」 動物電気2007秋公演 本多劇場

前半はすごくおもしろく、くだらないーって笑って見ていましたが、だんだんそのスピード感が停滞してしまって、同じ事の繰り返しに感じてしまいました。あそこまでバカやっている小林健一さんに、ブレーキをかけないストーリー展開で、最後はこじんまりまとめないで、華麗に爆裂してほしかったです。

小林健一 ここまでバカやって、頭が下がります。もう少し笑顔でネ
辻 修   あのトカゲにはショックをうけました!!

「俺たちがドラマだ!」 

2007年09月25日 | そんなご舞台な2008
「俺たちがドラマだ!」 中目黒ウッディー・シアター
C面:北国行きで
これはなかなかユニークなSF仕立てのストーリーで気に入りました。昔、倉本聰脚本で、「TVドラマを道ばたで売る話」なんかがありましたが、まさしくそんな感じで、とても楽しく見ました。
松蔭浩之 難しい役でしたが、なんとかクリアですね。彼が下手したら、ぶちこわしですから、プレッシャーあったと思います。
三原伊織奈 ちょっと堅いかなぁ・・・動かされてるって感じ、もっと意識をネ

D面:ティーンズ・ブルース
これはストーリーに無理があったかもしれませんね。あれだけいやがってたのに、ラストで男の気持ちを受け入れるのは、どうかなぁって感じました。
佐藤佑一 まぁ汗だくで熱演でした!
東虎之丞 松田優作ねらいは、十分効果的でしたね

「犬顔家の一族の陰謀」

2007年09月19日 | そんなご舞台な2008
「犬顔家の一族の陰謀」

予想を外す入りで、最初から笑わしてくれました。強いて言えば、まるでサッカーの日本代表のような舞台で、随所にすばらしい場面があるのですが、もったいないことにシュートを打たないため、なかなか落ちません。いつもの新感線のような、スピードとアクションは見られず、すこし物足りません。それぞれの役者が、ネタを小出しにパスする、それも見事におもしろくパスするのですが、ゴールというカタルシスまでにはいかなかったようです。とは言うものの、選手役者は一流で、それを見ることが出来ただけでも幸せでした。登場人物をもう少し整理すれば、もっとわかりやすくなったかもしれませんね。

「エンジェル・アイズ」 劇団M.O.P.第42回公演

2007年09月16日 | そんなご舞台な2008
「エンジェル・アイズ」 劇団M.O.P.第42回公演 新宿紀伊国屋ホール

歌ありダンスありの楽しい西部劇でした。俳優陣では、ゲストの文学座の浅野雅博さんが、軽妙な間をうまく使って、いい味を出していました。いい意味での文学座のイメージを壊してくれました。ただ見終わった後、こんなに楽しくていいのか、現代へのアイロニーはどこにあるんだ、とか真面目に考えてしまった事も事実です。

「最愛」 劇団宝船

2007年09月14日 | そんなご舞台な2008
「最愛」 劇団宝船 第4回公演 下北沢駅前劇場
この劇団を見るのは、旗揚げ公演を見てから2回目かな。旗揚げ公演はとても濃い構成だったけど、今回は意外とライトラブ構成だったかな。こっちの方向性が好きかもしれない。でも、もうちょっと痛くでもよかったかな。ラストのフランスへ行く二人には、天罰が下ってもよかったんじゃないかな(^_^;)
猫田直  かわいいいいい
加藤雅人  ナイス
中島徹   おいしいとこ取ったネ
新井友香  もっと見たかった
高木珠里  あいかわらず、濃いィ、でもこの調子で
瓜生和成  難しい役だったけど、うまくやってたね。友達にはなれないかも

「あっち川 こっち川」 心日庵

2007年09月13日 | そんなご舞台な2008
「あっち川 こっち川」 心日庵 中野ポケット

これもなかなかいい話でした。予想以上に(失礼)感動しました。特にラストで、子供に手を振る、たんじだいごさんは抜群によかったと思います。道学先生の青山勝さんと同じように、なんか力がぬけていて、見ていてとても楽でした。ストレートな気持ちをさりげなく隠している感じが、とてもわかりました。心日庵はこれまで、よき時代を舞台にしたものばかりだったので、今度は現代に挑戦してほしいです。でもあまりストレートにやるのはやめてね。それとあの頃はよかったねというのも、卒業ですね(^_^;)

「シフォン」 少年王者館

2007年09月12日 | そんなご舞台な2008
「シフォン」 少年王者館 第31回公演  スズナリ

2004年に見た「こくう物語」の印象がとてもよかったので、今日も飛び込み当日券で入りました。前回の感想をあらためて読み直したら、繰り返しのギャグが最高と書いていました。今回もその繰り返しは多用されていましたが、どうも前回よりはハズシタかもしれませんね。その繰り返しがストーリーの本質になっているので、途中でアキてしまいました。なかなか先へ進まないのにイラダチもありました。でも映像や音楽などの取り入れ方は、手が込んでいて、なかなかおもしろかったです。気になったのは、今回女性陣がとても年をとった感があるのは、なぜなのかしら(^_^;)

「夢顔」 ジェットラグプロデュース 

2007年09月10日 | そんなご舞台な2008
「夢顔」 ジェットラグプロデュース シアタートップス

なかなかおもしろかったです。出演者の中で特に青山勝さんが、とても印象に残りました。道学先生で見ていて、だんだん力が抜けてきていい感じ。堅い印象がだんだんなくなって、いい味になってきましたね。注目の人です。全体に桟敷童子メンバーと他のメンバーの芝居のバランスが違うような気がして、そこが気になりました。でも、いい話でしたよ。

「だてっこき」  ふくふくや公演

2007年08月29日 | そんなご舞台な2008
「だてっこき」  ふくふくや公演

考えたら、チラシに私の推薦文が載ってるからねぇ。こんな事初めてだし。

強烈な個性の山野海と、とぼけた落語味の清水伸、軽妙な大阪弁で安心して見ていられる福島まり子で、とても笑わしてもらえました。特に「バラの包みの高島屋」が一番笑いました。脚本もしっかりと人間の底をつついていて、よかったと思います。しいて言えば、この設定が、普通の人間ではリアリティーの薄い大衆演劇の舞台裏という事で、裏切りのない着地点が見えているところでしょうか。とはいえ、下手にやったら目も当てられない世界を見事に演じた出演者は見事でした。

山野 海 強烈個性爆裂、思い出すとうなされそう
清水 伸 どんどん3枚目が板についてきた。この路線が向いてるかもね
福島まり子 安心して見ていられる
原田佳奈 初舞台で頑張ったが、看板役者のオーラが足りない
荻野みかん 難しい役で頑張ったが、真面目すぎたか・・・
塚原大介 難しい役でした。オーバー演技だったかもなぁ・・・
賀屋直子 安定していた。他の役でどう芝居するのか見てみたい
木幡 竜 難しい役を、うまくやってました。刺された後、もっと3枚目になってよかったかもしれないね。

「売春捜査官2007」

2007年08月23日 | そんなご舞台な2008
「売春捜査官2007」

久しぶりに、つかさんの舞台を見ました。でも、どうしちゃったんだろうって・・・・・まるで、あの映画の名作「仁義なき戦い」を、舞台であらためて再現したかのよう・・・・・・
疲れました。役者は最初から最後まで、走りっぱなし、緩急もまるでなし。舞台を味わう事も出来ず、ただ、役者の超特急のセリフが耳の中を通り過ぎました。今、こういう芝居作りをする事に、申し訳ないが疑問に思ってしまいました。何かが、違う・・・・・何かが・・・・昔はつかさんの舞台に「現在」を見ました。しかし・・・・・ここには、残念ながらなかったように思いました。