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ぼやき、ぼやき、ぼやき(^^;)

元助監督で映画キャスティングマンの

舞台23「漂白」 @吉祥寺シアター

2015年05月01日 | そんなご舞台な2015年
舞台23「漂白」 @吉祥寺シアター

作・蓬莱竜太、演出・田村孝裕とくれば、今の小劇場界ではゴールデンコンビです。期待度は高まります。しかし、モチーフがアガサクリスティーという事で、スタッフも出演者も何か、意識しすぎている雰囲気がありました。市毛良枝さんの、「狂い」は見事だったんですが、その狙いが早くに見えてしまっていたので、もう少し感じさせるのを遅らせても良かったような気がしました。

舞台22「高校演劇サミット5th」@駒場アゴラ

2015年04月30日 | そんなご舞台な2015年
舞台22「高校演劇サミット5th」@駒場アゴラ

初めて劇場で、高校演劇を見ました。なかなか新鮮でよかったです。まず、
成蹊高等学校「井の頭八景」は、吉祥寺を説明するのに、ちょっと欲張って散漫になってしまいましたね。頑張っていた老女役の人も実際は、高校生なので、そのあたりの役を作ってしまうと、難しいのかもしれません。

県立甲府南高等学校「秘密の花園」これは傑作!でした。何度か公演されているようで、出演者も慣れているようで、かなりクオリティーが高かった。秀逸なストーリー展開とイスだけで、電車・病院・タクシー・ファーストフードなど表現するところが、圧倒的に気持ちよかった。

暁星高等学校「アブラカタブラビリケンチャンラミパスラミパスルルルルルー」
男子ばかりの出演で、会場の女の子たちは、あの子がいいとかヒソヒソ話していました。実を言うとそこが、本当の狙いだったかもしれませんね。女子達はまんまとその罠にはまっていたようです。内容が、「笑い」を取るだったので、ちょっと難しい事にチャレンジしたかもしれませんね。それも女子にはよかったかもしれません(笑)

舞台18「趣味の部屋」 @パルコ劇場

2015年04月28日 | そんなご舞台な2015年
舞台18「趣味の部屋」 @パルコ劇場

おいしいごちそうを、これでもかこれでもかと食べさせられお腹いっぱいの満腹感でした。ストーリー展開も、逆転逆転のジェットコースター!とんでもないストーリーで、タイトルからくる予想は、よい意味で完全に裏切られました(笑)そして、出演者達がとても楽しそうにやっているのが印象的でした。ちょっとあんたたち楽しみ過ぎじゃないって、言いたいほど(笑)

舞台20「砂の骨」 トラッシュマスターズvol22@シアタートラム

2015年04月24日 | そんなご舞台な2015年
舞台20「砂の骨」 トラッシュマスターズvol22@シアタートラム

さすがのトラッシュマスターズ、2時間40分骨の髄まで響くような剛直球で責め立てます。今回はレギュラー女性陣2人と男性1人が不参加で、そこを新しいメンバーでおぎなっていました。その中で倉貫匡弘クンが抜群の出来でした。ストーリーも少し青い内容だったので、彼ら新人メンバー達に、うまくマッチしていたかもしれません。抜けたメンバー達と比べて考えると、何か俳優達同士の距離感が、遠かったように思いました。芝居の前半公園部分、新メンバーでの30分がきつかったかもしれません。といいつつも、新しいメンバーには大きく期待を持たせる舞台でした。ストーリー展開も、ベテランを外して新しい風を入れるという事で、なんだかトラッシュそのものを自虐的に描いているような雰囲気もあり、苦笑い(笑)

舞台19「奇妙な果実」@下北沢シアター711

2015年03月17日 | そんなご舞台な2015年
舞台19「奇妙な果実」@下北沢シアター711

終演後、後ろの客席から「おもしろかった」「すごいね」の声が聞こえたけれど、ひねくれ者のボクとしては、正直物足りなさを感じました。それはやっぱり、ボクがいつも物差しにする「サムシング・ニュー」でしょうか。そこのパンチ力がもう少しほしかったです。

舞台16「必要とされている、と思う病気」箱庭円舞曲第21楽章@下北沢駅前劇場

2015年03月12日 | そんなご舞台な2015年
舞台16「必要とされている、と思う病気」箱庭円舞曲第21楽章@下北沢駅前劇場

作者本人が「結核」になって体験した事がベースになっていました。ほんの数ヶ月入院したことで、自分の立ち位置が大きく変わった現実、看護士さん達の人間ドラマが、おもしろおかしく、最後まで飽きさせずに見せてくれました。その2つの核でストーリーが展開するのですが、少し物足りなさも感じたこともありました。自分が必要とされているのか、いないのか、もう少し主人公を追い詰めてもよかったかもしれません(笑)もっと奈落の底に落としてもよかったような(^^;)そうしなかったところに作者のやさしさが出ていたようでもあるのですが・・・ラストあたりの時間経過の間、誰が亡くなったのか一瞬わからなくなったのが残念でした。

舞台15「ぶた草の庭」 MONO第42回公演 @下北沢スズナリ

2015年03月06日 | そんなご舞台な2015年
舞台15「ぶた草の庭」 MONO第42回公演 @下北沢スズナリ

チラシがかわいくてとってもいい感じで、舞台を見るのが楽しみでした。普通だと思える情況だけど、実はとんでもない情況に陥っている事を、おもしろおかしく自虐的にストーリーが展開します。やはり、MONOはおもしろい。この上質な演劇を、もう42回も続けているなんて奇跡という他ありません。

舞台14「午前5時、立岩展望台にて」北川企画1@下北沢楽園

2015年03月04日 | そんなご舞台な2015年
舞台14「午前5時、立岩展望台にて」北川企画1@下北沢楽園

北川大輔さんの自伝演劇でした。神童・天才と幼少期の頃言われ、進学校に進みだんだんと挫折していく様を、おもしろおかしく自虐的にストーリーを進めていきます。まぁ、誰しもという訳ではありませんが、よく似た幼児体験をした人も多いでしょう。そして、バイトや恋。そして将来について思い悩む様は、俳優をなりわいとしている人は、心に痛切に感じる事でしょう。さあ、彼はこのあとどんな人生を進んで行くのか、5年後、10年後を見てみたいものです。

舞台12「軋み」 スタークコーポレーションプロデュースVol3@サンモールスタジオ

2015年02月23日 | そんなご舞台な2015年
舞台12「軋み」 スタークコーポレーションプロデュースVol3@サンモールスタジオ

建みさとさんも頑張っていたけど、野村龍一くんが力入らず、自然でとてもよかった。脚本・演出がブラジリィー・アン・山田さんなんだけど、言いたい事がいっぱいあるなあ(笑)それを一つにしぼると、全編にわたって強く押しすぎた感じで、どこかにゆとりがほしかった。見終わってクタクタになったもの(笑)カレー好きのアン・山田さん、カレーのスパイスが効き過ぎて走り過ぎちゃったかなぁ(笑)

舞台11「あつ苦しい兄弟・港のふたり編」劇団道学先生@池袋芸術劇場シアターイースト

2015年02月20日 | そんなご舞台な2015年
舞台11「あつ苦しい兄弟・港のふたり編」劇団道学先生@池袋芸術劇場シアターイースト

笑った笑った、中島淳彦さん作・演出です。舞台美術がすごかった。裏方さん達は大忙しだったでしょう。特出すべきは、爆裂の桑原裕子!彼女の大日本航空の一人乗客は、最高でした(笑)ただ、登場人物が多すぎたところもありましたね。幕開けの音楽も、もっと大きくてもよかったかも(^^;)キャストも美術も贅沢な作りで、制作費大丈夫?って心配になるほどでした(^^;)



舞台13「いやおうなしに」 @パルコ劇場

2015年02月19日 | そんなご舞台な2015年
舞台13「いやおうなしに」 @パルコ劇場

歌謡パンク喜劇って何だ???あまりの衝撃に、思わずオンリー・ラブ・ハーツ(面影ラッキーホール)のCDを買ってしまった!!いやー好きですこのテイスト。もう、ウキウキで劇場を出ました。もう一回見ようかなぁ(笑)

舞台10 「わたしを褒めて」タカハ劇団第11回公演@下北沢駅前劇場

2015年02月17日 | そんなご舞台な2015年
舞台10 「わたしを褒めて」タカハ劇団第11回公演@下北沢駅前劇場

最初の30分がぼんやりだったけど、それから、グイグイおもしろくなってきて引き込まれました。内輪の話なんで、ひとつひとつのエピソードが痛い痛い(笑)。出演者がみんな上手くて、誰一人足を引っ張らない、すばらしい出演者達でした。こんな役者達がいたんだなぁって再認識しました。エピソードでいえば、美人のマネージャーが、後半ストーリーにからんで来るのが見えるので、彼女の登場をもっと地味にしておき、セリフも棒読みにして、予想を裏切って登場しておくのも、ありだったかもしれませんね。最初のツカミがもったいなかった。

舞台9「スィート・ホーム」トム・プロジェクトプロデュース@赤坂レッド・シアター

2015年02月16日 | そんなご舞台な2015年
舞台9「スィート・ホーム」トム・プロジェクトプロデュース@赤坂レッド・シアター

後半の30分は圧巻でした。すごいエンディングでした。息子役の辻井彰太くんは入り込みすぎて、もう失神するんじゃないかと心配するほどすごかった。重いテーマだし、書き換えようのない事実を、ストレートに描いて大丈夫だろうかと心配しましたが、前半は状況説明が多かったけども、それがラストに向かって、ボディーブローのように効いてきました。

舞台7「悲しみよ、消えないでくれ」 モダンスイマーズ @東京芸術劇場

2015年02月13日 | そんなご舞台な2015年
舞台7「悲しみよ、消えないでくれ」 モダンスイマーズ @東京芸術劇場

最近のモダンスイマーズ作品の中では、秀逸な作品でした。悪くないです。でも私の個人的な趣味で、あのダメダメ男のキャラがどうしても好きになれないんだなぁ(笑)モダンスイマーズが、新しい女性劇団員を入れ、再生しようとしている気分はよくわかります。それは成功していると思います。しかし、もっともっとと高い期待を持っています。