なんでもアラカルト

エッセイ・イラストを対等に扱ったまったく新規な本の出版に関連する記事(Daily)

「なんアラ」イラスト原画の素晴らしさ

2009-02-06 06:55:20 | Weblog
今回の「なんアラ」通巻10号では合計15名のイラストレーターの方々にイラスト描画をお願いした。
その数は通巻9号で最高だった13名を越えて過去最高となった。しかも新人が4名(通巻9号とダブっておられる方は11名)と毎回新しいイラストレーターが生まれている現状は喜ばしいことである。
創刊号は僅か4名でスタートしたのだから隔世の感がする。

その内、14名の方が所謂パソコンを使わない自筆による描画である。
その画材は一人ひとり個性があってとてもワクワクする気持ちになってくる。
キャンパスもそれぞれ異なっていて、水墨・水彩・油絵・墨など(もっと多くの素材が使われていると思えるのだが素人の私にはそれ以上思い浮かばなかった・・・)によって選択されていることが分かる。

今回パソコンソフトによるデジタル描画からアナログ描画に転換されたかたが居られる。
小田原在住のHKさんである。
HKさんとは丁度1年前(2008.2.7)、小田原でエッセイスト・イラストレーター懇談会を開催した折にお子さん3人連れで参加いただいたことが昨日の様に思い出される。
HKさんには通巻7号以来、5,5,3件のイラスト描画をお願いしたが、いずれもデジタル描画であった。
3人の子育ての合間をぬってのことなので、これが精一杯のことと思っていた。

それが今回一変して「久しぶりに水彩画で描いて見ました!」との連絡が入った。
何せ期限ギリギリ(1/30)であったので、取り合えずスキャナー取り込み頂き電送してもらった。
翌日そのコピー(インクジェット出力)をエッセイストの一人であるEWさんに見せたらとても感激しておられた。
しかし原画はその比ではないと考えていたので、後ほど到着する原画を心待ちにしていた。

そして昨日その原画が届き、その素晴らしさに改めてアナログ描画の原点を見たような気持ちになった。
デッサン・下絵・水彩描画の一つ一つが肌に伝わってくる迫力がある。
これを見たら先日コピーを見て感激していたEWさんは腰を抜かすのでは無いかと想像して笑いがこみ上げてきた。

勿論今回アナログ描画頂いた他の13名の方々も個性豊かな描画で、一つ一つ語っていくとこのブログは多分ひと月分は裕に必要となるだろう!
このことを考えると「エッセイ・イラストコラボ展」が益々楽しみになってきた。
まだ1年半後(2010年秋開催予定)であるが、今からその瞬間が想像できて又ワクワク感がフツフツと湧いてきた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする