ようこのかまど

おいしいからうれしくなるのかな、うれしいからおいしくなるのかな。

とりてり酢煮

2014年04月08日 | おべんとメモ

鶏もも肉1/2枚分は一口大、玉ねぎ1/2個分はくし切り、合わせ調味料は酢大さじ2+醤油大さじ1+みりん大さじ1/2+水2カップ。
サラダ油で鶏肉を両面焼き色つけ、玉ねぎと唐辛子加え炒め、合わせ調味料加え煮立てる。お好みまで煮詰めて終了。





リハビリテーション科は、元気になっていく過程に関われるところが素敵な科です。
明るく温かい雰囲気の訓練室で、ひたすら感心しながら見学しています。
義肢は様々な部品を、2年とか3年とかそれぞれのタイミングで交換していかねばならないのだそうです。
患者さんも医療者も、治し続けなければならないのだなあ。
いつまでに完全に治す、治った…そういう病気やケガの方が少ないのではないかと最近は感じます。

音楽においても、一点の結果より過程のありかたの方が人を惹きつけるような気がします。
いい曲が、いい曲になっていく。
いい仲間が、いい仲間になっていく。
いい団体が、いい団体になっていく。
常に推進力を失わないって、とても貴重なこと。
しかし、それは同時にとても難しいし技術も感性も要求されることであることを、今回の演奏会で痛感しました。

私の音を聴きに来てくれたお客さん達は、ソロなんかで音色や歌い方が良かったと褒めてくれて嬉しかったです。
ただアンサンブルの面で、私は自分に精一杯で、引っ張っていく力は到底足りていなかった。
練習の時から分かっていたけど、今すぐどうこうできる問題じゃなかったから
ただひたすら苦しかった…苦しかった!
自分がトップを吹いていることで、この集団の推進力を失わせていることを日々感じていました。
でもその力不足は、感じる立場になってみないと分からないことだったと思うんです。
パートのトップに立って初めて
他のパートと合うまでのムズムズ感、
ぴたりと合った時の高揚感、
同じパートの人たちに「なんで分からないかな…」「せっかくこうしたいと思っているのに邪魔しないで」って思う(今迄わたしが散々言われてきた)気持ちまで、
よくわかったから。
ああ、本来はこれらの気持ちを統合して行動に移すのが仕事なんだろうなと
自分の演奏だけに夢中になることなく周りを引っ張って行ける今までのトップの人たちの偉大さを、初めて心から思い知ることができました。

ひとりいるだけで全体のサウンドが変わるっていう人、いるんだよね。
わあ。まだまだこれからだな

と思えて、珍しくとても楽しい思い出にすることのできた本番でした。