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ようこのかまど

おいしいからうれしくなるのかな、うれしいからおいしくなるのかな。

いもくらべ

2014年07月11日 | ひとり飯 ~持続可能な生活会議~

左:紅はるか
右:金時

だそうです。
病院見学のために実家に帰ると、ダンボールいっぱいの大津産の唐芋(さつまいも)が…!
しかも、2種類も?これはなんとしても食べ比べてみねばだ。
熊本の薄口醤油も見つかりましたので
早速、いつものあれ、作りました。

小さめのさつまいもを輪切りにして鍋に並べ、ひたひたの水を注ぐ。
きび砂糖大さじ1とお醤油大さじ1/2を加え、ひと混ぜ。
蓋をして中火で煮て、グツグツしてきたら蓋をとって弱火に。
おいもが柔らかくなるまで煮たら出来上がり。

紅はるかの方がなめらか、金時の方がほくほくとした食感でした。
ジャガイモでいうところの、メークインと男爵でしょうか。





TEDでスタンフォードの医学部の先生の講演を聴いて、うるっとした。
診察は“儀式”だ、という一見新しいアイデアについて。

これは、私の「お医者さん」に対してもっていた最初のイメージに似ている。
辛かったはずなのに、先生に首を触られただけで治った気がしちゃうっていう、あの感覚。

処置などの意味で使われる「手当て」という言葉があるけれど
これ、もともとは患者さんの体に手を当て、異変を感じ取り、それに対して術を施すということなのだと
指圧か何かを調べている時に読んだ。
そのときは「原始的な医療ほど診察と治療が近い関係にあるのかなあ」とか思っただけだったけど
患者さんはそれ以上の何かを感じているはずなんだ。とくに、その“儀式”をなす部分が欠如したときに…
イエス様が手を当てただけで怪我が治ったとかそういうエピソードも、あながちでたらめとは言い切れないよな。

たとえば、診察されることによって
「今日もまた、あなたのことを診て、一生懸命治療を考えていますよ」
という医療者の心根が伝わってくる。
そういうことを繰り返すうちに
信頼関係が築き上げられていく。
そしてその先は…
リラックスした患者さんの自律神経がどうとか、
説明しようとすればする程まことしやかに聞こえる気がして
だからこそこういうテーマに言及することはふつう億劫なんだけども、
(TEDで話した先生はさすがでした。)
時代を隔てた多くの人々の実感として“儀式”が効くことは事実。
あら、これって私も臨床実習で患者さんからよく教わってきたことじゃないか。

まずは、触れなければ。






卵そうめん

2014年07月08日 | ひとり飯 ~持続可能な生活会議~

抜歯の影響で健康的な生活を送るようになりました。
お酒飲めないし、いちいち詰まって歯磨きが面倒なので間食をしないし、抗菌薬が「夕食後」と「寝る前」の2回に分かれているのであまり間が空かないのはよくないのかなと思って早めに夕食とったりします。

また、抜歯の影響でごはん粒を敬遠している関係で今まで見向きもしなかった麺類に目覚めつつあります。

この日はそうめん。
麺つゆに生卵と万能ネギと山葵という、いたってシンプルな組み合わせ

…で終わる訳ありません。
この後ちゃんと、茹ですぎて余ったそうめんを炒めたり味噌汁に入れたり…むっふっふ。
今日も秘書さんに新しいアイデアを教えてもらったから、今度スーパー開いてる時間に材料買いにいかなくちゃ。

そうやってまた、料理の神さまが卒倒しそうな創作メニューをこしらえるのです。





ハッピーなニュースを聞いたから、
今夜は遅くまでぴんぴん元気。
同期の子の志望動機まで仕上げてあげた。ふたつも笑
(↑他人の宿題やるのは楽しいってやつね。)
はーい、添削してもらいたい人は機嫌の良い今のうちですよー

あれ、もう梅雨って終わったんだっけ?


トーキョー

2014年06月30日 | ひとり飯 ~持続可能な生活会議~
就活のついでに、母さんとの久々(←私にしては)トーキョー生活。
そんなにこだわらないつもりでも、帰るとやっぱり懐かしいし、好きだなって思う。


私のリクエストでここでランチ。
美味しいパンとワインさえあれば生きていける
…と思う日もある。


デパート行ったら地下でジュースのんで帰るのは、いつの時代も定番コース。


*****


この日はスーツ用の新しい靴を買ってもらった。
とっても素敵なのが見つかったので嬉しくて、これ履けば好きな病院どこにでも受かる
…ような気がした。

縁起のいい話をもうひとつ。
うっかり紫色に染めてしまっただいじな白衣を、必死に検索して泣きついたクリーニング屋さん(「シミ抜きに自信あり」との触れ込み)に真っ白に戻してもらえた。ついでにポケットの底のボールペンのシミまで!
「求めよ、さらば与えられん」という声が聞こえた
…かもしれない。

「医師以外になりたかった職業」の欄にはクリーニング屋さんて書こうかな。

うちの新ブタ

2014年06月11日 | ひとり飯 ~持続可能な生活会議~
台所の新入りをご紹介。

昨夜のごはんは焼いたナス(一本分!)を既製のパスタソースにぶっこんで楽ちんスパゲティ。
ついにソースのストックが切れてしもうた。


こちらも新たに入った後輩ブタ。
今週から導入している乾燥おから粉末をほうれん草バナナ牛乳に加えるのに使っている。





たとえ億劫でも、だいじな相手には勇気を出して本当の気持ちを言わなきゃっていつも思ってる。

だから、だいじにしたい相手に自分の気持ちをストレートに伝えられる人は、きっときちんとした人だと信じてる。

それとは別に、この人の前だと不思議なほど自分を素直に表現できちゃうんだよなあっていう相手も、数人いる。

ネギなっとう丼、コチュジャン添え

2014年06月10日 | ひとり飯 ~持続可能な生活会議~

オリジナル(=思いつき)レシピですが、美味しかったので記録!

納豆に刻んだ万能ねぎをたっぷり混ぜてごはんにかけ、半熟の卵(ex.ポーチドエッグ)をのせてコチュジャンを添える。

グルグルかき混ぜながら食べました。
本当はおしゃれにエッグベネディクトを作ってみるつもりだったのに、気付いたらお湯を菜箸でかき混ぜずにそのまま卵を投入していました。
ぼうっとしてた…まあ、そのくらい疲れる程度には苦手な循環器の問題集もがんばってるってことで。





昨日、嬉しい再会をした。
一年前、今よりももっと未熟だった私の不慣れな質問の数々に、あたたかく答えてくれた方。
そして昨日は、初めてお会いしてからぴったり一年の日だったのだ。
まさにその日に彼女と再会したという事実に、お互い新たに感じるものがあった。

久しぶりに話して、明らかに大変な状況にいる彼女の方が私を励ましてくれた。
人間はどこまでも強くなれるんだと思った。

こんないくつかの素晴らしい出会いが、自分なりにがんばってきた証であり自分だけの財産。
このことだけは、私はどんなに怖い顔の面接官の前でも堂々と言える。

BLTミソスープ

2014年06月09日 | ひとり飯 ~持続可能な生活会議~

Tはトウフです。
これなら同時に大量のレタスが摂取できます。


「自炊してるの?まあ、いい気分転換になるものね。」
って言われると、そんな悠長なものじゃないんだがなとイラッとするしたりもするけれど
黙々と野菜買ってきて洗って切って保存容器に詰め込む時間は、たしかに愛おしい。

(アイロンビーズってこんなふうに入ってなかったっけ。)

“マイルド”な科を回る期間はこういうことが可能です。試験勉強も。
冷静に考えるとありがたいです、
いろんな目に遭った脳外のことは懐かしく思いながら…





悔いのないようにがんばりますと
私が旧友に伝えた数時間後、
久しぶりに電話した祖父が
同じことを私に言った。

遠くても皆どこかで繋がっていて
支え合っているんだ。






ベーコンエッグトースト、ハニーマスタードソースがけ

2014年06月08日 | ひとり飯 ~持続可能な生活会議~

今回のベーコンエッグトーストは、いつもと違う味付けで。
ソースは、蜂蜜、マスタード、マヨネーズを同量ずつ混ぜるだけです。
バター醤油もいいけれど、これもまたよし。

箸先で黄身の膜をプツッて破く瞬間のドキドキ。
その穴からソースを中に入れてみたりしてニヤリ。
料理仲間にして「いつになってもキュンキュンは必要だ」同盟の友人と
メールしながら食す。





余り物には福がある。
幼稚園のクリスマス会の時から知っていたけど。

負けて勝つ。
ジャンケンが弱いせいで行かされる所々でよく感じてきたことだけど。

勝運は、自分のなかに感じている時が勝ち。
感じて、何をするかがカギ。

缶カレー4

2014年06月05日 | ひとり飯 ~持続可能な生活会議~

一年前の昨日、私は缶カレー3を食べていたらしい。
(一年前の記事通知メールより)
呼応して、昨晩はサバカレーを食べました。

銚子出張のときに買ってきてもらうお土産です。
前回は全く期待しないで開けたので、
その美味しさに気づいた時は
既に記念撮影できる状態にあらず
今回ついにリベンジ。

じゃんっ

野菜もゴロゴロ入っています。


*****


私の「いい予感」や「わるい予感」は、とくに当たることはないと知った。
というより、それまで「予感」と信じてきたものの多くは、自分可愛さに期待して楽しんだり、心配して予防線を張ったりするための「空想」だったと知った。

意外なことが起きるとつい、周辺に転がる関係のないもの同士を結びつけたくなる。
けれどそれは私自身が、好きなものの共通項を見つけるのが好きだし、嫌なものは何かしらの理由をつけて遠ざけてしまおうと思うから。

そうとわかっても、私は様々な空想を繰り広げる。
「その空想は実現しない」という安心感こそ、精神の自由ではないかと思う日もある。

にんげん、なんて欲深い生き物だろう。
いまに詩が一編かけそうな、梅雨入りの匂いの夕暮れ。


牛と牛蒡の当座煮

2014年05月27日 | ひとり飯 ~持続可能な生活会議~

ごぼう1本をそぎ切りにして水にさらす。
フライパンにごぼう、牛うす切り150gの順にのせ、上から合わせ調味料(醤油大さじ3+日本酒大さじ3+水大さじ2+砂糖大さじ4+しょうが適量)を回しかける。
中火にかけ、汁気が行き渡ったら蓋をして蒸し煮。
汁気がなくなったら味噌大さじ1/2を加えて混ぜ、さっと火を通す。

これは、たまたま実家にひとりだった時に
冷蔵庫に入っているもので、と思って作ったおかず。
そういう能力は、この一年でだいぶ伸びました。

それで、私のおばあちゃんは実はけっこうこのブログを読んでくれていました。
いきなり電話くれて、「よーく作るねえ」って、言ってくれたりして。
「いや、面倒な日はもっとテキトーよ」「面倒だよねえ」なんて、話したりして。
早くまた読んでー。
その時のために書き溜めとくんです。





自分のやっていることの魅力を人にアピールできるのは、重要な能力だと思う。
わかる人にだけわかってもらえばいいっていうのは、やっぱりなんか違う気がする。

またそれっていうのは、ゴマスリとはじぇんじぇん違う。
(このまえ同期が勘違いしていることがわかって衝撃を受けたけど、
まあ然るべき人にはきちんと伝わるはずだから恐るるに足らず。)

そういう意味で、実習にきた学生をだいじにしてくれる科は好きです。
「ガツガツ迫らず、でも来るもの拒まない」がポイントです。

今日も、好きなだけ、自由に、その科のもつ世界に触れに。
いってきます。

めだまおかかごはん

2014年05月23日 | ひとり飯 ~持続可能な生活会議~

大晴れの空の下、雨靴で帰った手術明け。
(昨日って降る予定だったでしょ?)
完全なるお荷物な学生にも最後まで構ってくれた紳士的な先生方のおかげで、
足取りも軽く(心は)。

あたたかいごはんにおかかと醤油を混ぜておき、焼いたベーコンと目玉焼き(←マイブーム)をのせ、粗挽きこしょうをお好きなだけ。
刻んだカブの葉もかけてみました。

シャワー浴びてこよ。





萎えるのは、半熟に焼き上げた目玉焼きを
崩して黄身をごはんに絡めながら食べようと、つばきを飲み込みながら考えながら
トッピングしようとしたらその目玉焼きをひっくり返しちゃった時。

同じ失敗は二度と繰り返さないように、全ステップを何度も何度も想起しては、どの判断が間違っていたかを考えねばならない!

最終的に99%成功するには、一つ一つのステップにおいて99.9…%成功しなければならない!

…と言う先生の言葉を思い出しました。
それを言ってもなお私たちを惚れさせるのだから、説得力のある立派な人なんだなあ、きっと。

でも美味しかったです!(ベーコンと目玉焼きの話。)