「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「巣立ち間近!」

2010年07月17日 | 季節の移ろい・出来事
     

今年もまた、山口県中部・西部に大きな爪痕を残した戻り梅雨の大雨。
やっと峠を越し、ひと安堵・・・と思ったとたんにギラギラ太陽が顔を出す。
いよいよ来たか、夏本番!!

目を遣るアオサギの巣も、動きが日に日に活発になり、いよいよ巣立ちがの日が来るか・・・
なんとはなしに胸の高鳴りをおぼえる。
下半身の羽根を大きくふくらませ、スックと首筋を立てて廻りの様子を窺っている仕草。
この姿勢が見られるようになると、ほぼ間違いなく、巣立ちは目の前だ。羽ばたき練習も怠りない。

それでもまだ、親が餌を運ぶ。もっとも子どもにとっては、飛び立たない限り餌の確保はない。
とすれば親が運ぶしかない。あの大きな身体で、相変わらず親が巣に帰って来ると、キキキキ・クチュクチュ、まるで甘え声をあたり構わず発して、親のくちばしに飛びつく。

そんな様子も間もなく終わる。「巣立ち」その瞬間に立ち会わせてくれ・・・と祈るばかり。
それにしても、4つ巣があるうちの3つの巣にヒナがいる。一番よく見えていた一つの巣は特別に抱卵も早かったが、完全に巣立ってから悠に2週間以上になる。

早い遅いがあっておかしくはないが、それにしても随分時間が掛かる。雨に祟られて狩りが順調に進まず、子育てに遅れをとったのだろうか。
昨年と同じ位置の巣が間違いなく、間もなく飛翔を迎える。去年から遅れること10日以上。
兎に角、元気に、一声挨拶していってくれると有り難い。

    ( 巣立ち間近な、去年と同じ場所の巣。右上が今年の巣。2010.7.17撮影 )
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「淡谷のり子さん」

2010年07月16日 | 趣味・・エッセイ
    ♪♪ 窓を開ければ 港が見える
            メリケン波止場の 灯が見える
          夜風 汐風 恋風 のせて 今日の出船は どこへ行く
             むせぶ心よ はかない恋よ ・・・・・・・♪

ブルースの女王として歌謡界に君臨してきた淡谷のり子さんという歌手。
テレビ画面でしか知らない、至って側面的な、片手落ちな判断でいうなら、あまり好きなタイプではなかった。
なのに、この「別れのブルース」は、なにかしら強烈な印象で耳に、頭に残っている。
歌詞だってスラスラっと出てくる。
どう考えても、私が生まれる5年も前に発表された歌とは信じがたい。
当時空前の大ヒットだったという。(http://www.youtube.com/watch?v=5qs8ygKgi-g)

柄にもなく「触れなば散らん 花の風情・・・」を好みとする私のタイプではないが(笑)プロの歌手として、常にトップの座をキープし続けてきたプロ根性には、見習うところが幾つもある大御所でもある。

「歌詞は詩的でなければならない。歌詞は日本語の品格ある詩でなければならない」
「恋の歌を歌うときは、自分が世界一の美女のつもりで歌うの」
「もちろんドレスの下にズロースなんてはきませんよ。ドレスの上からズロースの線なんか出たらオジャンでしょ。そのくらいの心がなけりゃプリマドンナにはなれないのよ・・・」と。

つまらなくても、へたながらでも、「美しい日本語を駆使しよう」「品格ある正しい日本語で書こう」「一人合点ではない、皆さんに感動を共有してもらえる物を・・・」と。
いつも気持ちは持っている。 
ついつい寒さに負けて、ドレスの下にズロースをはく愚かしさを繰り返してしまう。
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「お友だち」

2010年07月15日 | 趣味・・エッセイ
九州全域から山口県は、大雨洪水警報が出され、連日連夜厳しい警戒が続いている。
もう雨はたくさん。と思っていても、降り始めたらなかなか上がらない今年の梅雨。
これ以上の被害が出ないうちに、梅雨が明けてくれるの待つばかりである。

水瓶のダムも満杯となり、錦帯橋の架かる錦川沿線では、ダム放流を報せるけたたましいサイレンが鳴り響いている。
そしてこの雨が上がり、梅雨明け宣言が出されると本格的な夏が来る。暑中見舞い発信の季節である。

日曜日以外は毎日、必ず1回はバイクの音を轟かせて郵便配達員がやって来る。
挨拶程度から始まったお付き合いも段々日数を重ね、暑いね・寒いね・忙しそうね・・・と言葉を交わすようになる。いつしかお友だち感覚が芽生えた。

月に何通か決まって出す葉書や手紙を、こころよく持って帰ってもらえるようになった。
そうなると、200枚は必ず購入する年賀葉書や暑中見舞い葉書も彼の営業に協力して上げたくなる。
彼から直接購入させてもらう。

ある意味では、郵政民営化の端的なサービス向上と言えなくもない。
それほど大げさなことではないにしても、郵便配達員さんが一般家庭の郵便物を集荷してくれることは実に有り難い。もっとも、バイクの音を聞きつけて、急いで庭先で待っていて直接手渡す。
投函がこれほど確実で身近になることは嬉しい。

但し、郵便配達員さんとのお友だち関係成立によって、近くの郵便局やポストまでのウオーキングをサボる羽目になったのは、果たしていいことかどうか・・・。


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「ちょっとお勉強」

2010年07月13日 | 旅行・レジャー
 「あそこに行ってみたい」「ここには何があるのだろう」といった興味をそそる場所に自ら足を運ぶ。
そこで目にする風景・景色。味わう味覚。触れる人情。これらにゆったり身を任せ、安らぎ、癒されることが「観光」のすべてだと思っていた。所詮物見遊山であるという軽い感覚であった。

「旅をすること」「観光すること」における「観光学」という新しい学問分野のお勉強する席にはべらせていただき、目から数枚のウロコが取れた思いがする。

観光することは、人間の持つ単なる欲望を満たすためだけではない。
「学び、遊び、憩い、語る」そんな人間の根本的欲求を満たす、多岐・多彩なものであり、非日常的行動であって、最も人間的な行動である。と定義された。

また観光には、出向く側と受け入れる側という対極がある。
観光立国日本という、観光客受け入れの立場で考えると、特に鉱工業資源の乏しい我が国において、観光資源の面ではまだまだ多くのものが眠っているといえる。
それらを十分に活用する観光施策、環境整備、観光法体制の充実など多くの課題と取り組む必要がある。

自然・歴史・文化・社会・産業など各分野別観光資源の掘り起こしと、条件整備が欠かせないことを痛感した。
このような基本構想を元に、わが町岩国も、錦帯橋という大きな観光の目玉を持ち、それに付随する歴史や文化などの観光資源を、如何に活用し、観光客誘致に結び付けるのか興味の湧くところである。

2年後には岩国民間空港が開港する。日本全国と直結する新たな玄関が設けられる。
観光にとっては紛れもない大きな社会資源となる。これを活用した新たな観光都市構想も見えてくるようだ。
たとえば、中国地方最大の先進医療施設の誘致によって、医療を伴う観光客誘致も観光行政に多大な貢献をするに違いない。

幅広い豊かな将来展望の中で、観光都市岩国の発展に大いなる期待を寄せたくなる。
錦帯橋が目指す世界遺産への道はなお険しいが、諦めるの早計であろう。

( パリから延々400㎞。広大な麦畑の向こう、小さなモンサンミッシェルが見え始める )
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「どうにかこの日を」

2010年07月12日 | 晴耕雨読
 

悪戦苦闘の末、やっとこの日を迎えた。
長い長い1週間。イタチかテンか、はたまたタヌキか・・・
姿を見せぬスイカ泥棒との闘い。

あの手この手で死守した最後の大玉。
待望のスイカ割り。孫兄弟の、小競り合いに次ぐ大歓声。(左 兄ちゃん 右 カー君)
真っ赤っかによく熟れたスイカ。 味も上々、ホッペが落ちそう・・・。

            

今年はまだ、スイカ割りの仲間には入れてもらえなかった、スイカ大好き悠雅くん。
スイカ割りが終わったら「冷やしといて・・・」すぐには食べようとしな兄ちゃん達に代わって、食べるわ食べるわ。
座敷中ボタボタスイカの汁をまき散らす。

辛うじてスイカ割りの時間まで雨が待ってくれた。割れたとたんに雨模様。
お楽しみのBBQは、仕方なし部屋の中で。

孫のお父さんは、参議院選挙開票会場の見張り役。BBQどころではない。

最初っから最後まで、テンション上がりっぱなしの二人の声が響く中、日曜日の夜は更けていった。

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「背に腹はかえられず」

2010年07月10日 | 晴耕雨読
厳しい野生とのサバイバル。ついに最後の砦を守り抜いて本日収穫!!
直径24㎝。重さ5.5㎏。 一番なり12個のうちの最後の一個、大玉スイカ、ゲット!!

テンかイタチか定かではないが、彼らの鋭い爪の引っ掻き傷や歯形を勲章に、傷まみれながら作者の必死の保護に見守られてついに無事収穫。
孫と交わしたスイカ割りの約束を果たせる。

散々荒らされてから1週間。次々に二番なりが実を付け大きくなっている。
小玉スイカと思しき長ヒョロイ形で、直径が7㎝ちかいものもある。
一番なりは見事にやられたが、二番なりはなんとか助けたい。

スイカ栽培というか、タヌキなど害獣対策のアイデアも懇切丁寧に頂いた。
せっかく植えたものをミスミス根こそぎやられてなるものか。思い切って金網を買ってきた。
            
暑い陽差しを避け、座敷で金網カゴ作りに精を出す。合計6個作った。
陽が陰るのを待って、金網カゴの中に大小のスイカを納めた。来るなら来てみろイタチ野郎。
どっちかというと来ないで欲しい。もちろんねずみ取りの罠は連夜、高級焼肉を餌に仕掛けてある。

            
これほどの手間ヒマと余分な投資をしたスイカ作りは初めてだ。
投資分で何瓢のスイカが買えるだろう。いやいやお金じゃないのだ。心意気なのだ。結局意地なのだ。
背に腹は替えられないのだ。

守って守って守り抜くぞ~。イタチごっこか、こちらの勝ちか??
暑い夏はこれから始まる。
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「戻り梅雨」

2010年07月09日 | 季節の移ろい・出来事
  「五月雨は(さみだれ)は 腹の中まで 腐らせる」
ここでいうさみだれは、陰暦5月、太陽暦では6月半ばをいう、と書いてある。
決してきれいな言い方ではないが、陰気な雨に長く降り続けられると、いい加減いやになるな・・・といったところか。

暦の上では「入梅」というのはあるが、「梅雨明け」というのはない。
従って、7月も中旬頃に降る大雨と共に、轟く雷鳴によって梅雨明けを勝手に判断することが多い。
その時降る大雨を「送り梅雨」と呼ぶ。一旦は梅雨が上がったかな・・・と喜ばせておいて、またその後からしっかり降る雨を「戻り梅雨」とか「返り梅雨」とか言うのだそうな。

梅雨の呼び方、感じ方にも色々奥行きがあるもので、これらを少しでも身に付けておいたら、案外「腹の中まで腐らせる」などと悪態つかなくても、すんなりやり過ごせるのかもしれない。それにしても梅雨の中休みが長い。そろそろひと雨欲しいところだ。

ついでながら、梅雨の終わりから8月にかけて昼間に吹く南風を「白南風」というそうな。それに対する「黒南風」とは、梅雨の初め頃に吹く南風のことをいう。

風に色を付け、雨に感情を込める・・・いろんな古き佳き言葉をひもといてみると、じめじめ蒸し暑いこの時季もただ「鬱陶しい厭な季節」と思うばかりではなく、多少のゆとりが生まれるのが有り難い。 と、思いつつ、スカッとした夏を待っている自分に気付く。

        ( 写真:アスファルトのたまり水に、輪を描く雨脚 ) 
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「本意にはあらず」

2010年07月07日 | 晴耕雨読
12個のうちたったの2個しか残さず、無惨に食い荒らしたり、食いちぎって転がされたスイカ畑。
ネットを買ってきて二重に被せ、ブロックで押さえて一応の対策を取ったつもりでいた。
何のことはない、今朝は残った1個の黄色い小玉スイカが完全にやられた。ネットの効果など全くないことを証明してくれた。
イタチかテンかはたまたタヌキか・・・。一旦味を覚えた彼らの食欲を抑えることは無理なのだろう。

残るはいよいよ大玉1個だけ。他にも新たに小さな実を付け始めている。
これは守らなければならない。
何としても守り抜いてあと1週間、太陽の恵みを受けさせ、孫達を喜ばせたい。

手っ取り早い防御策に「ねずみ取り」という方法がある。
専守防衛、彼らを根こそぎ絶やそうなどとは夢にも思わない。但し、このねずみ取りにかかれば、彼らにとっては命取り。だからそのような危険を察知したら、スイカ畑に近づくなよ・・・という警告を発したいだけなのだ。
 これほど見事に熟れていたのに・・・

彼らが茎から千切って転がした紅の小玉スイカは、これほど色づき、味だって悪くない。もう10日もすれば十分食せる熟れ具合なのだ。
 左下が罠。 右上、唯一残った大玉スイカ

涙を呑んで罠を仕掛ける。かかるなよ。入るなよ。この罠を見ただけで二度と悪さをするなよ・・・。

さて明日の朝、どんな目覚めになるのだろう。
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「35周年」

2010年07月06日 | つれづれ噺
地元に生まれ、地元で育っ女声コーラスグループが、35周年記念演奏会を開いた。
言うなればその長き歴史の中で培い、積み上げた努力、悲喜こもごも、喜怒哀楽、それらの全てが凝縮されたステージに立ち会わせて頂くチャンスを得た。
35周年、結婚記念日で言うなら『珊瑚婚式』である。

元々は、小学校PTA仲間の同好会でスタートしたという。まさに女性だけのグループ。
勝手ながら男の側から見れば、あれこれ色んなことがあっただろう、もめ事も少なくなかっただろう・・・と下世話な憶測をしてみたくなる。

それらの全てを超越して、発足以来35年脇目もふらず、仲間の中心的存在として歌い続けて来られた方が10人もおられるそうだ。これは驚異にあたいする。
その方々を含めて40~80歳代31人のメンバーが軽やかに現役として活躍しておられる。
今でこそ、あちらこちらに見られるママさんコーラスの草分け、元祖と言っても過言ではない。
               
このような大々的な定期演奏会は5年に1度。
他にも、発表会・近郊ママさんコーラス大会・市の行事・施設慰問のボランティア等々活躍の場は多い。
練習は月に4回。そのうち1回は、東京在住の専門家講師をお招きしての本格的練習。
やはり取り組む姿勢が半端でないことがよく分かる。

そこには「好きであること」「大きな声を出すことで元気が出る」「みんな支え合い協力することの楽しさ」これらをメンバー各人が自覚する大人のグループ故に出来ることか。

確かにそれもある。しかし、そこにはリーダーシップは欠かせない。
明るく・楽しくをモットーに、顔で笑って・・・・・という部分もあるに違いない。
そこをさらにメンバー全員で補てんし合い、いつまでもいつまでも歌い続けて欲しい。と、願わずにはいられない。

    ( 写真:ステージの1場面(プライバシーを考慮し、写真は修整しなかった))
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「一夜明けたら・・・」

2010年07月05日 | 晴耕雨読
                 不本意ながら早くももぎ取られたスイカ

金・土と二日続でお泊まりのカー君が、昨日も朝からスイカ畑に出て「ワァッ!大きゆうなっとる」と歓声。
「そろそろもいでスイカ割りしようや~」とせがむ。「今年は悠雅君もやれるかね~」と喜んでいた。

「1週間か10日たったらスイカ割りしようね」「ヨ~シッ!ヤッタ~~!!」
そんな会話を交わしたのが昨日の朝。スイカ畑に異常はなかった。

今朝もいつも通り、目覚めに二階の窓から畑に目を遣る。スイカ畑の周辺に、何やら白いものが散乱している。
一瞬血の気が引く。「タヌキにやられたか・・・??」急いで畑に出る。

案の定、12個生っていたうちの9個が茎から食い千切られ、3個は丸いまま転がっている。それ以外は無惨にもぐちゃぐちゃに食い荒らされ、見る影もない。
形は小さいが、小玉スイカの黄色が色づき始めた頃である。
          
畑その物が間違いなく荒らされ廻っている。
幸いというか、直径20センチを越えた、後10日で収穫という大きい2個のうち、1個は無事に茎とつながっている。もう1個は転がされていて、小さな歯形は付いているものの割れてもかじられてもいなかった・・・。

小さいのを茎から食いちぎる行為は、ひょっとしたら巣に持ち帰ろうとしたのしたのだろうか。
一番大きいのを残すということは、タヌキというより、テンかイタチの小動物か・・・??

防ぐ手だては?? これもそれこそイタチごっこ。向こうの方が知恵者に見える。
こんなことは初めてだ。さてどうする?

もう一汗流して、周辺の除草や薮をきれいにしよう。そしてスイカにはネットをかけてみよう。
やれ惜しや惜しや・・・。

こんな人家の近くに、イタズラをする野生が存在するとは・・・どう考えるべきか・・・・

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