「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「ちょっとお勉強」

2010年07月13日 | 旅行・レジャー
 「あそこに行ってみたい」「ここには何があるのだろう」といった興味をそそる場所に自ら足を運ぶ。
そこで目にする風景・景色。味わう味覚。触れる人情。これらにゆったり身を任せ、安らぎ、癒されることが「観光」のすべてだと思っていた。所詮物見遊山であるという軽い感覚であった。

「旅をすること」「観光すること」における「観光学」という新しい学問分野のお勉強する席にはべらせていただき、目から数枚のウロコが取れた思いがする。

観光することは、人間の持つ単なる欲望を満たすためだけではない。
「学び、遊び、憩い、語る」そんな人間の根本的欲求を満たす、多岐・多彩なものであり、非日常的行動であって、最も人間的な行動である。と定義された。

また観光には、出向く側と受け入れる側という対極がある。
観光立国日本という、観光客受け入れの立場で考えると、特に鉱工業資源の乏しい我が国において、観光資源の面ではまだまだ多くのものが眠っているといえる。
それらを十分に活用する観光施策、環境整備、観光法体制の充実など多くの課題と取り組む必要がある。

自然・歴史・文化・社会・産業など各分野別観光資源の掘り起こしと、条件整備が欠かせないことを痛感した。
このような基本構想を元に、わが町岩国も、錦帯橋という大きな観光の目玉を持ち、それに付随する歴史や文化などの観光資源を、如何に活用し、観光客誘致に結び付けるのか興味の湧くところである。

2年後には岩国民間空港が開港する。日本全国と直結する新たな玄関が設けられる。
観光にとっては紛れもない大きな社会資源となる。これを活用した新たな観光都市構想も見えてくるようだ。
たとえば、中国地方最大の先進医療施設の誘致によって、医療を伴う観光客誘致も観光行政に多大な貢献をするに違いない。

幅広い豊かな将来展望の中で、観光都市岩国の発展に大いなる期待を寄せたくなる。
錦帯橋が目指す世界遺産への道はなお険しいが、諦めるの早計であろう。

( パリから延々400㎞。広大な麦畑の向こう、小さなモンサンミッシェルが見え始める )
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9 コメント

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お勉強 (takeko)
2010-07-14 00:17:43
あれ?、日本のどこかと思って読み始めました。そーねー、井の中の蛙大海を知らず・・・でなし目を外に向けて勉強もいいよね。
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若さはそこから (厚ちゃん)
2010-07-14 11:27:33
何にでも可能性を求めて行動、

そこですね。見習うよう頑張りたいです。

興味のある事はいろいろ尽きないですものね。
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感心 (ロードスター)
2010-07-14 13:35:46
いつも前向きなyattaro-さんに感心しています。岩国市にも一歩踏み込んで意見具申の機会を持っては如何ですか?
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takekoさん (yattaro-)
2010-07-14 15:44:25
三歩進んで二歩下がる・・・
なかなか前には進みませんが、ボチボチです。
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厚ちゃん (yattaro-)
2010-07-14 15:47:21
何処からともなく声が掛かって、否応なしに仲間に引き込まれるってこともあるんですよ。
でもまあ、時間がないないと言いながら、あれこれつい手を出しています。
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ロードスターさん (yattaro-)
2010-07-14 15:50:03
泣かんように遊ばせてもらっています。
頭の中に少しは残っているのですが、いつも断片的でなかなかつながりません。
所詮受け売りみたいなものです。
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難しい…、 人生観みたいな…?? (kei)
2010-07-14 22:14:10
何か新しい考えをする人間はいるか?
何か新しいものを作り出そうとする人間はいるか?
それを支えるのが地域だと思う…

と、テレビから聞こえてきました。

それぞれの人の思いを紡ぎながら受け継がれ、発展する地域でありたいですね。

祇園祭に長年関わってこられた深見さんのお言葉ですが、
「人間っちゅうのは、割り切ったらあかんのです。居心地の悪いところで耐えるのが人生のおもしろさ」と。
そして、「祇園祭の精神は山鉾風流。一雨を向くことやってやろう。暴れるぞという情熱。…」 とも。
どなたかに重なるような・・・
ついはみ出す、だから調整も必要になってくる・・・
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訂正を (kei)
2010-07-14 22:20:06
「一雨を向くこと」ではなく、

☆「人が目を向くこと」をやってやろう。
    となります。

猛烈な雨が降り出しました。
祇園祭は17日、今夕見たところでは予報が変わりました。お日さんが出ていました~7
返信する
kei さん (yattaro-)
2010-07-14 23:52:15
いつも素敵なコメント、有難うございます。
地域を守ろう、地域に根付いた伝統を後世に伝えようと、一つのことを守り抜く人の暖かな感覚は、誰かが受け継いで言って欲しいですね。
それに加えて、新しい考え・新しいものを創り出す・・・それらがうまく融合すれば鬼に金棒ですね。
何にも出来はしませんが、せめて志くらいはもっていようかと・・・。
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