「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「淡谷のり子さん」

2010年07月16日 | 趣味・・エッセイ
    ♪♪ 窓を開ければ 港が見える
            メリケン波止場の 灯が見える
          夜風 汐風 恋風 のせて 今日の出船は どこへ行く
             むせぶ心よ はかない恋よ ・・・・・・・♪

ブルースの女王として歌謡界に君臨してきた淡谷のり子さんという歌手。
テレビ画面でしか知らない、至って側面的な、片手落ちな判断でいうなら、あまり好きなタイプではなかった。
なのに、この「別れのブルース」は、なにかしら強烈な印象で耳に、頭に残っている。
歌詞だってスラスラっと出てくる。
どう考えても、私が生まれる5年も前に発表された歌とは信じがたい。
当時空前の大ヒットだったという。(http://www.youtube.com/watch?v=5qs8ygKgi-g)

柄にもなく「触れなば散らん 花の風情・・・」を好みとする私のタイプではないが(笑)プロの歌手として、常にトップの座をキープし続けてきたプロ根性には、見習うところが幾つもある大御所でもある。

「歌詞は詩的でなければならない。歌詞は日本語の品格ある詩でなければならない」
「恋の歌を歌うときは、自分が世界一の美女のつもりで歌うの」
「もちろんドレスの下にズロースなんてはきませんよ。ドレスの上からズロースの線なんか出たらオジャンでしょ。そのくらいの心がなけりゃプリマドンナにはなれないのよ・・・」と。

つまらなくても、へたながらでも、「美しい日本語を駆使しよう」「品格ある正しい日本語で書こう」「一人合点ではない、皆さんに感動を共有してもらえる物を・・・」と。
いつも気持ちは持っている。 
ついつい寒さに負けて、ドレスの下にズロースをはく愚かしさを繰り返してしまう。
コメント (7)
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