西風に煽られ、荒れる瀬戸の海
♪♪ 十三港は~ 西風強くて~
夢もしばれる~ 吹雪の夜更け~・・・ ♪
吉幾三が歌う「津軽平野」という、小生のカラオケ十八番の中に入っている一曲。
津軽も岩国も、冬を目の前にした西風が吹けば、身の引き締まる寒さに思わずブルッ!
そして、あの穏やかな瀬戸の海さえ牙を剥く。
太平洋や日本海の荒波と比べれば「こんなのは荒れるとは言わない」と言われそうであるが、普段から鏡のような海に慣れている者にとっては、人を寄せ付けない荒れようだ、と思えてくる。そんな怒涛の白波が押し寄せると、間違いなく厳しい寒さを連れてくるし、あまり欲しくない時雨も一緒にやってくる。
喉から手が出るほど欲しかった8月9月にほとんど降らなかった雨が、行楽やスポーツ真っ盛りの今頃になって、無情の雨が数々の予定を邪魔している。
逆らうことのできない相手だけに、ただ恨めしく天を仰ぐ。
先日の孫兄ちゃん小学校最後の相撲大会は、テントが飛ばされるのではないかというほどの大風・大雨に気が気ではない思いで見守った。
昨日は、地元で開かれた恒例もみじ茶会の、美味しいはずのお抹茶でさえ味が薄れたという声が。それもそのはず、時おり降る雨に水を差されたのだからむべなるかな。
そして今日一日を置いて明日はまたかなりひどく降る予報が。
気まぐれ雨に悩まされる人々にとってお気の毒ではあるが、「雨ニモマケズ 風ニモマケズ・・・丈夫ナカラダと丈夫ナココロ」で目標クリアーに邁進して欲しいものである。