何故こんなことになるのかよくわからないが、いつの間にか自分がそうなっていた・・・。
などと言う話、この頃ではよく耳にする。
なりすまし詐欺だとか、架空の投資話で、メインバンクからどこかへ送金してしまった。
相手は誰か分らない。何故こんなことに自分がはまってしまったのか、後悔する。
これらは、本当に悪いヤツらで、自分の正体を見せないまま、他人の財産を盗み取ろうなどという不逞の輩である。慎重の上にも慎重を期して、被害者にならないよう気をつけたいものである。気を付けて自分自身を守り、不逞の輩に甘い汁を吸わせない努力が、こういった犯罪防止につながるのではないか、などと。
ところで今回、一泊の器機を貸与されて就寝から起床までの終夜検査というのを、自ら名乗り出て受けてみた。
つまり、何故こんなことになったのか、自分ではよくわからないまま、兎に角対策を施した方がいい、そのためには先ず実態調査が要るということで、このような仕儀に相なった。
「睡眠時無呼吸症候群」と言うのをご存じであろう。
色々複雑なことはあるが、簡単に言えば、睡眠中10秒以上呼吸が停止すること。
もちろんその後すぐに深呼吸があって、正常に戻る。またしばらくすると呼吸停止、また復活の繰り返し。なんで停止するのか、呼吸が止まったら苦しいだろう、そんなことは自分では分らない。だから厄介。本人は健康状態に何の支障もなく、普通に夜になったら眠る。
その時に、呼吸が10秒以上停止したとしても本人は全く気付かない。眠っているそばに起きている人がいてくれて初めてそれが分るし、教えられて、そうかなーと思う。
専門的な装置を身につけて、ごく普通に一晩寝る。その間、どのような呼吸状態であったか詳細な結果が得られる、という優れものが世に出ていることをお知らせしておこう。
もしも心当たりがある方は、転ばぬ先のなんとやら、早目の検査が奏功するかも。
時は立冬。寒さ対策はもちろんだが、自分の見えない部分の健康管理もお忘れなく。