「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「11月15日」

2012年11月15日 | つれづれ噺

                
                     坂本龍馬が密かに住んでいた「酢屋」嘉兵衛宅

11月15日といえば、我ら岩国検定の第2回検定試験受験申込締め切りの日である。
さて、何人の応募があったでしょう。正解者には抽選でハワイ旅行をプレゼント・・・など出来るわけはないが、まあちょっと考えてみておくんなさいまし。

ちなみに、前回第1回目の応募者は107人であった。
それを上回るほどの応募があるなどという甘い考えの人が・・・中にはいるかな。
それこそご当地検定受験者としては、いささか覚束ない気がしないでもないが・・・。
只ここで結論を出すには時期尚早。試験日前日まで最終人数は伏せることにしよう。

さてもう一つの11月15日。民主党が政権を投げ出す前日。そんなことではない!!

あの武家政治・幕藩体制から、天皇制民主主義・近代国家の夜明けとも言うべき、明治維新の立役者となった「坂本龍馬」の祥月命日である。
かつて京都を舞台に繰り広げた、長州と薩摩の周旋や、船中八策を懐にあたため、天下を動かし日本を洗濯する下地を作った仮住まいとも言うべき河原町三条下ルの酢屋嘉兵衛宅。今年も多くの龍馬ファンが訪れたようである。

言うても詮なきことながら、会津お抱えの「新撰組」とも、幕府直属の刺客集団「見廻組」とも言われる凶刃に斃されることなく、龍馬がもう少し長く生きていたら、今の尖閣問題なども起きなかったかもしれない・・・などと飛躍した理想論が頭をかすめる。

実際に龍馬が襲われたのは、ここ酢屋嘉兵衛宅ではない。
ここでは、格子窓のある二階にひっそりと住んで、時おり、西郷隆盛から贈られたといわれるピストルの試し打ちをしたり、回天以降の徳川家の身の振り方や、新政府の議会の在り方などを、夜毎日毎練りに練った、言うなれば隠れ家である。

そんな龍馬が凶刃に斃れた直後、京の空は一天にわかにかき曇り、怒涛の如く吠えるような大嵐と共に、龍が天に昇る時のようなうねりが襲ったという。
それも一瞬、その直後には見事な虹がかかったということである。
今日の京都にも大きなはっきりした虹が出たと、リアルタイムで報じていた。
信じがたい話しながら、実際にこの世にはこんな不思議な話もあるということだ。

        
11月15日、午後3時28分。山肌を染める紅葉の向こうに、絵に描いたような虹が出た。
講釈師、見て来たような・・・そんな話では決してない。まさにリアルタイムの話である。

願わくば我々の執念を架けた岩国検定が、こんな素敵な虹のような終章を迎えられると嬉しいのだが。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

横幅を広げる

一行の文字数を増やしたい