アウトドアライフの記録 その2

「アウトドアライフの記録1」の続きです。山歩き、桜や紅葉、季節の風景、古代史の舞台、南の島を尋ねた記録です。

みちのく山旅2010年  2. 岩木山 9月22日

2018-07-11 09:54:47 | みちのく山旅2010年
みちのく山旅 その2. 岩木山 9月22日

岩木山へは、大部分の人がお手軽で、簡単な登山をするようです。

言ってみれば「そんなに楽チンしてまで、山に登るなよ」と言いたくなるような

「なんちゃって登山」が主流のようです。

つまり大部分の方は、路線バス、またはマイカーで「津軽岩木スカイライン」を利用

して一気に8合目まで上ります。さらに「ペアリフト」で9合目まで行きます。

歩くのは30分ないし40分で山頂です。岩木山山頂でお話した地元の方も

「ここら辺の人は、みなそうしてますよ。スカイラインもリフトも結構お金

かかるし、その分楽できていいですよ。」と話がかみ合いません。

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岩木山神社の大鳥居の正面に「岩木山」の端正な姿が拝めます。

手を合わせていると、地元のご老人が通りかかられたので、

登山ルートのお話を聞きました。すると詳しく説明してくださり、


1.神社の鳥居を潜り、そのまま歩いて山頂へ参拝するのが正式である。

2.そのコースの途中に(ここから50分ほど歩くと)スキー場があり、そこに

 車を止めて登る人が 最近では多い。

3.ここから少し向うの「嶽温泉(だけおんせん)」に泊り、そこから歩いて

 山頂まで登る人も最近では多い

以上のように教えていただきました。 

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私はスキー場まで車で行き、そこから歩くつもりでしたが、スキー場の中で

道が不鮮明で標識もなく、予定を変更し「嶽温泉」へ行きそこで地元の方に

登山口をお聞きして登りました。

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岩木山神社から約1時間登ったあたりの、スキー場で道が不鮮明になり、

標識もないので、嶽温泉に回り、そこから登りました。

ピンクのラインが登ったコースです。
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津軽はりんごの産地。あちこちにりんご畑があり、真っ赤なりんごが

たくさん実をつけていました。道端で無人のりんご販売所があり、100円で

5個入ったのを買い求め、おやつに皮のまま食べましたが、とても美味でした。
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岩木山神社大鳥居です。正面に見える山がご神体の岩木山(1625m)

です。昔の人は皆ここで拝んでから登ったそうです。
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嶽温泉のはずれに、鳥居が立っていました。ここが嶽温泉コース登山口

です。昨日の豪雨のせいで、道はまだ小川状態ですが、時折雲の間から

青空が覗くので 登り始めました。
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40分ほど登ると、道の水はかなり少なくなり、歩きやすくなりました。

周りはブナの原生林でとてもきれいです。

(※ちなみに「熊に注意」の看板がありましたので、鈴を3つぶら下げています)
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7合目を過ぎるとやっと、山頂らしきピークが見えてきました。

※後で分かるのですが、あのピークは外輪山の一角で山頂ではありませんでした。
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8合目に着くと目の前に、リフトの支柱があり、ガラガラと大きな音で歯車が

回っていました。左手は大きな駐車場で、ちょうど路線バスが着いたところ

でした。なんかがっくりして、しばし呆然と立ち尽くしました。

嶽温泉からちょうど2時間でした。
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バス停の建物です。
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リフトに乗らず9合目まで歩いて登りました。約40分かかります。

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スニーカーを履いた、おっちゃん、おばちゃんがゾロゾロ降りてきます。

なんか雰囲気悪いなあ。これが百名山なのかと、がっくり来ました。
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それでもなんとか気を取り直して、最後の登りをがんばると もうすぐ山頂です。
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山頂到着です。出発してちょうど3時間でした。(案内書でも3時間10分と書かれています)
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山頂には「岩木神社奥の宮」があります。家内安全のお願いをしましたが

苦労して登ってきたので、聞いてくださるでしょう。
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きれいな「山頂避難小屋」もあります。
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下を見下ろすと先程のバス停と駐車場が見えています。
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山頂付近は大きくえぐれています。火山活動で山頂付近が吹き飛ばされた火口跡でしょうか。
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下北半島です。大間あたりは雲に隠れていますが、時折雲の切れ間に

先端らしきものがちらっと見えます。
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左側は津軽半島です。これも時折竜飛崎あたりなのか、とおくがチラッと見えます。
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山頂に赤毛の女の子(染めているのかも)がいて、話しかけてきたので聞くと

カナダ人の女性で、鳥居を潜って登ってきたといっていました。時間は3時間

と30分かかったといっていました。大部分の日本人の中年族は、車とリフト

を使って楽して登ってくるのに、なんと 天晴れな外人女性じゃ。

しかし彼女は帰路は、リフトとバスを使うと言ったので、山頂で別れました。

弘前市へ帰るということでした。
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下山して 「道の駅いかりがせき」で入浴の後、「道の駅カズノ(鹿角)」にて宿泊。きれいな道の駅でした。

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次は八幡平へ続きます。
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