アウトドアライフの記録 その2

「アウトドアライフの記録1」の続きです。山歩き、桜や紅葉、季節の風景、古代史の舞台、南の島を尋ねた記録です。

猛烈な地吹雪に六合目で敗退 その2 2014年3月6日

2021-10-22 17:39:16 | 四季の大山を歩く

 

地吹雪の大山 その2

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吹雪はますます激しくなり、道はほとんど分からない。

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行く手に突然 クレバスが大きく口を開ける。このクレバスも深そうだ。踏み込まないように慎重に通る。

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クレバスの周りにはこんな旗が立っている。これが無ければ、落ち込む危険が大きい。ありがたい標識だ。

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樹林帯を抜けると風がまともだ。息が出来ないほどの風が時々吹き付ける。

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とにかく尾根道を進んだ方がよさそうだ。

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急斜面にアイゼンを蹴りこみながら上っていると、吹雪の中から突然現れた避難小屋。もう6合目まで来ていたのだ。雪が多く、回りの雰囲気と道の様子が普段と違うので、分からなかった。

もう少しで、そのままやり過ごして上り続けるところだった。

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小屋の中まで雪と氷だ。立ったままで小休止する。熱いコーヒーに生き返る。

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休憩後再び上り続けるが、風はますますひどく、回りはほとんど見えない。

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凄い地吹雪で顔も痛くて、息も出来ないほどだ。またしてもゴーグルを持ってくるのを忘れた。

もうこれ以上進むと危険だと判断して 直ちに引き返すことにした。

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避難小屋を素通りして下山を急ぐ。

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下り道も怖い。私自身のふみ跡は全く消えている。

GPSの軌跡を見ながら慎重に降りる。しかし時々道を外れているのが分かりたびたび引き返す。

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尾根筋のなんとか歩けそうなところを慎重に降りる。

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突然二人組みが吹雪の中から現れた。お話していると「鳥取県勤労者山岳連盟」の方たちだとか。去年猛烈な吹雪の中で遭難された地元の女性も同じ仲間だとか。

「とりあえず6合目まで行って様子を見る」とおっしゃって登って行かれた。

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2916 

更に降りていると、五合目付近で 別の3人グループが登ってきた。この人たちも6合目の避難小屋まで行き、様子を見るそうだ。

5人も一緒に登れば何とかなるのではないかと思い、しばらく考えて、私も引き換えして再び上りだす。

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3220 

今日二度目の6合目避難小屋だ。中では5人が休憩中。

どうするのか聞くと「この吹雪ではとても無理だ。これから上はますます風と雪が強くなる。食事をして下山します。」と言うことなので私も再度下山する。

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その3へ続く

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コメント
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