アウトドアライフの記録 その2

「アウトドアライフの記録1」の続きです。山歩き、桜や紅葉、季節の風景、古代史の舞台、南の島を尋ねた記録です。

猛烈寒波で地吹雪の大山山頂へ  その3

2021-10-13 18:51:11 | 四季の大山を歩く

猛吹雪の大山 その3

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ところどころに青空が見えてきた。

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八合目を過ぎて尾根道に出ると、風が物凄い。

しっかりと踏ん張りながらゆっくり歩かないと、風で倒されそうだ。

巻き上げられた雪の地吹雪も凄い。

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Photo_35

「大山キャラボク」の原生林だ。

ホワイトアウトに巻き込まれてこの中に転落し、命を落とされた

ベテランの方もいらっしゃる。

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Photo_36

ようやく山頂が見えてきた。

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山頂避難小屋に入り、休憩と食事だ。

時刻は午後1時30分。スタートしてちょうど3時間だ。

小屋の温度計はマイナス12度だ。

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食事休憩後弥山山頂へ行き、そして下山。

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弥山山頂、頭のすぐ上に雲が勢いよく流れる。風も凄い。

ストックなしではまっすぐに立っていられない。

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すぐ下の避難小屋は氷の塊に見える。

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剣が峰が少し見えるようになってきたけど、このナイフリッジの氷の尾根を

強風に負けないで歩くことは非常に難しい。

もともと弥山から先へは 立ち入り禁止なので ここで引き返し

直ちに下山することにした。それにあまりにも寒く、汗ばんだ手袋の

中の手がキリキリと痛む。

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Photo_37

下山開始。地吹雪で足跡が消されているが、ところどころのポールが

道案内してくれて、非常に助かる。

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歩いていると、突然黒い雪雲がやってきて雪を激しく撒き散らす。

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Photo_46

危険ポイントだ。元谷への急斜面で春スキーのシーズンには

沢山の山スキーヤーがここから元谷へ飛び降りている。

慎重に一歩ずつ降りる。

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Photo_39

吹雪になると道が見えない。木道の上の雪はカチカチに凍っている。

非常に危険だ。アイゼンを装着する。

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弥山、剣が峰は再び吹雪いているようだ。全く見えない。

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Photo_42

突然雲が取れて、下界が遠くまで見えた。

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Photo_43

新雪の上を滑りながらどんどん降りる。早い早い。

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Photo_44

あっという間に、三鈷峰の高さを下回った。

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Photo_47

この急斜面も転ばぬように慎重に降りる。

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Photo_48

樹氷のトンネルを滑りながら降りる。

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Photo_49

時々立ち止まり、周りの景色を楽しむ余裕も出来た。

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Photo_50

あっという間に三合目まで降りた。

周りはいつしか大きな樹林帯だ。

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Photo_51

駐車場に帰着したら宅配便の車が止まっていた。

二台ともゴム製のキャタピラを履いている。

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コメント
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