オーディオとクラシック

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ハイレゾ配信で聴く  ポリーニ(P) ベートーヴェン ピアノソナタ第4番 他

2018-02-01 09:29:05 | オーディオと音楽
 ハイレゾ配信で聴く  ポリーニ (P) ベートーヴェン ピアノソナタ 4番9番他

 昨年、e-onkyoでピアノ曲のセールがありました。中に マウリツィオ・ポリーニの弾いた ベートーヴェンのピアノソナタ がありましたので、購入してダウンロードしました。
 2012年録音で曲目は、第4番作品7、9番作品14の1、10番作品14の2、11番作品22。
  flac 96kHz/24bit

 ポリーニは1975年からベートーヴェンのビアノソナタの録音を始めましたが、それから37年を費やしてこの録音、この後最後の録音を弾いて全曲を完成しました。(最後の録音 第16~20番については以前に書きました。)
演奏は丁寧に弾いています。初期のソナタという感じでなく、荘重にゆっくりとしたテンポで演奏されています。ベートーヴェンは初期から、私たちの抱くベートーヴェンのイメージに近い心に響く曲を作曲していたのだと思い知らせる演奏だと思います。
 バックハウスの全曲のCDがあるので聞いてみました。4番9番では比較的軽やかに早いテンポで弾いていました。初期のソナタらしいと感じさせる演奏でした。後期のソナタの充実感とは異なるアプローチかと感じます。
 ポリーニはゆっくりと堅実に演奏され、バックハウスとの違いは明瞭と感じました。
 
 録音はポリーニの演奏では鮮明で、ピアノのタッチも明瞭で、臨場感もあり、CDよりも明らかに進歩しています。

 「追記」
 ポリーニのベートーヴェン ピアノソナタ録音の最後に残った第16番~20番については、2015年5月2日に記載があります。読み返してみると、ハイレゾ配信とCDの音について、優劣が無いように書いてありました。
今回聞き比べてみると、曲目にもよるかと思いますが、バックハウスのCD録音と、ポリーニのハイレゾ配信では、ハイレゾ配信にかなりの優位を感じました。CD録音時期の関係もあるでしょうが、鮮明度は明らかにハイレゾが良かったです。機器の変更もあり、Sonica-DACの使い込みによる安定も寄与しているようです。




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