オーディオとクラシック

昔からのクラシックファンが最近のオーディオに取り組んでみます。

高齢とクラシック音楽鑑賞

2021-04-28 13:50:45 | オーディオと音楽
 高齢と音楽鑑賞
私は90歳を過ぎた高齢のクラシック音楽愛好家です。

 最近加齢と共に聴力が落ちることが心配だと書かれている記事を見ましたので、私の経験をお伝えしておきます。
 高齢になると聴力の衰えは現実止むを得ません。
特に高音部が聞こえ難くなります。
私の場合75歳を過ぎると高音部が聞こえ難くなり、ヴァイオリンの倍音が聴こえなくなりました。7キロヘルツは僅かに聴こえるかどうか。80歳を過ぎると、殆ど聴こえませんので、好きだったヴァイオリンや弦楽四重奏を聴く機会が減り、ピアノかチェロを聴く機会が増えてきました。
ボリュームも大きくしています。
しかし音楽が聴けないことはありません。
 スピーカーの音色の変化も分かりますし、アンプを変えても変化は分かります。
90歳近くになって、20年使ってきたオーディオ・システムを最近の機器に変えてみました。
残り少ない余生ですが、最近推奨されているシステムに変えてみました。更にスピーカーはもう一段高級機に変えてみました。
 現在何とか気持ちよく聴けています。例えば、
 好きな モーツアルトのピアノ協奏曲をいろいろ聴いてみました。ブレンデルと内田光子のCD全曲録音から後期の曲、彼らの最近録音のCDとハイレゾ配信。
ポリーニの最近録音のCD、その他の演奏家で新しいハイレゾ配信の曲など。
 録音は最近の方が鮮明ですが、演奏はそれぞれに良さがあると思って聴きました。好きさ加減に多少の差はありますが。
ブレンデルの弾いたK.459 とK.488 のステレオLPを聴いてみました。とても繊細で鮮明な音が聞こえて驚きました。迫力には欠けますが。
CDと同じ録音とは思えませんでした。

 バックハウスのベートーヴェン ピアノソナタ全曲のCDを聴きなおしたり、昔、来日演奏を聴きましたが、良さが分からなかった、という思い出もあります。
ポリーニの新録音 初期・中期のハイレゾもいいですね。
 聞こえ難くなったとは言っても、ヴァイオリンの曲も聴きます。来日公演で感激したメニューインのベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲、昔の録音がハイレゾて゛出ましたので聴きました。
ムターとニューヨーク・フィルのCDとブルーレイも聴きます。
最新録音は 五嶋みどり をハイレゾで聴きました。
ヒラリー・ハーンのバッハの協奏曲をSACDとハイレゾで。
これも来日公演で感激した シゲッティはCDとLPでブラームスの協奏曲を。バッハはCDがありますが、ハイレゾを買うかどうか悩むところです。
などなど。

音楽鑑賞は十分楽しめますが、オーディオの方はどうでしょうか。
特に精緻な変化を楽しむことは、機器を変える手数も重なって難しくなることも予想されます。若い中に思う存分楽しんでおくことでしょう。
高齢になればスピーカーもアンプ類もある程度数を減らして、音の変化も楽しみつつ、音楽鑑賞に比重を重くすることが必要かな と思いました。
勿論私でさえ、オーディオ・システムを変えることを楽しみに出来たので、数を減らせば十分楽しめると思います。
 
私は蝶の写真を撮るのも趣味にしています。
「蝶 旅の友」 https://bbwn32.exblog.jp/ を書いています。




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