オーディオとクラシック

昔からのクラシックファンが最近のオーディオに取り組んでみます。

ハイレゾ配信で聴く ラヴェル 「クープランの墓」  チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団

2017-12-02 10:47:26 | オーディオと音楽
 ハイレゾ配信で聴く  ラヴェル 「クープランの墓」  リオネル・ブランギエ指揮 
       チューリッヒ・トーンハレ 管弦楽団

 リオネル・ブランギエ は1986年 フランスのニース生まれ、若くして チューリッヒ・トーンハレ 管弦楽団 の首席指揮者・音楽監督に指名され、2014/15シーズンより着任しました。
 ラヴェルの管弦楽作品とピアノ協奏曲が録音されたので聴いてみました。
 録音年 2014年11月、2015年1,4, 9-11月〈ライヴ〉
 録音場所 チューリヒ、トーンハレ
   flac 96kHz/24bit

 始めに聞いたのは「クープランの墓」です。ピアノが原曲ですが、作曲者自身により4曲が管弦楽作品に編曲されました。
LP時代、ピエール・ブーレーズ指揮、ニューヨーク・フィルハーモニックの演奏で、この曲を良く聴きました。大好きな演奏でした。特に第3曲のメヌエットが好きでした。25年以上前に自費出版した「魂の印象派 木村忠太」の後半に音楽について書いた中にある一節を紹介すると、
「指揮者のブーレーズは現代作曲家として有名で、理知的に、むしろ冷たい位にきちんと演奏する。ラヴェルのこの曲も、細かい音の動きが微妙に表現されていて美しいとおもう。特に第三曲のメヌエットの出だしなど何とも言えず美しい。最新のデュトワ指揮のCDでは聴こえてこない、絶妙のニュアンスを聴くことが出来る。」
 今もLPを取り出して聴いてみましたが、加齢による衰えで、昔のような微妙な高音は聞こえませんが、それでも尚微妙なニュアンス、美しさを感じることが出来ます。

 リオネル・ブランギエ指揮 チューリッヒ・トーンハレ 管弦楽団 による、この曲は、音は鮮明、明快ですが、微妙なニュアンス、美しさという点では、ブーレーズ指揮のLPには及ばぬように聴きました。
私の思い込みもあるかもしれませんね。
 
 ボレロ や マ・メールロワ や スペイン狂詩曲 高雅で感傷的なワルツ などと、ツィガーヌ やピアノ協奏曲を含む管弦楽作品全曲 が聴けるこの録音は、現代風にすっきりと明快な感じで、音も良く楽しんで聞けています。
 その他の曲については後程に


最新の画像もっと見る

コメントを投稿