ハイレゾ配信で聴く M・マイスキー ドヴォルザーク・チェロ協奏曲 と
R・シュトラウス 「ドン・キホーテ」
ミシャ・マイスキーのチェロでドヴォルザークのチェロ協奏曲を聴きました。
ズーミン・メータ指揮ベルリン・フィル。2002年12月のライヴです。CDで発売され好評だった演奏です。
拍手から始まり第一楽章が木管と弦で美しく整然と始まります。続いてマイスキーのチェロが艶やかに歌い始めます。チェロの音が倍音を伴って伸びやかに歌います。メータ指揮のベルリン・フィルも整然と演奏されます。上手ですね。
チェロが強調されるのではなく、オーケストラと上手く調和して聞こえます。第二第三楽章も独奏が力みすぎることなく歌っています。美しい演奏で私の好きな演奏でした。
録音も良くハイレゾならではの伸びやかな、空気感のある、素敵な音を聞くことが出来ます。
このチェロ協奏曲にはロストロポーヴィチの何枚もの名演を始め、沢山の名演のCDがありますが、私の好きなのはジャクリーヌ・デュプレのライヴです。1967年 チェリビダッケ指揮、スウェーデン放送交響楽団の演奏です。録音は良くありませんが、その情熱的な力演に圧倒されます。
マイスキー ソロのこのハイレゾ配信は、音の豊かな響き、チェロの美しい歌、整然としたベルリン・フィル。美しい音も演奏も素晴らしいと思いました。現在のマイチョイス ナンバー1 になりました。
この配信にはR・シュトラウスの交響詩「ドン・ファン」も入っています。( CD も同じのようです ) こちらの演奏も素晴らしく、マイスキーのチェロも随所で美しく響きます。ベルリン・フィルの整然としながら迫力のある演奏も素敵です。
CDでは、ジェイムス・レヴァイン指揮メトロポリタン・オーケストラのCDも良い音、良い演奏だと思いますが、ハイレゾはこれを上回っていると思います。
尚 ハイレゾ配信の場合は、楽章の間で途切れないようにするため、ギャップレスの設定にする必要があります。OPPO105の場合はリモコンのoptionボタンを押して設定します。
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