オーディオとクラシック

昔からのクラシックファンが最近のオーディオに取り組んでみます。

ハイレゾ配信で聴く  小澤 「幻想交響曲」

2015-03-05 08:38:15 | オーディオと音楽
  ハイレゾ配信で聴く 小澤征爾 指揮 「幻想交響曲」

 2010年12月15日 ニューヨーク、カーネギーホール で演奏された、小澤征爾指揮・サイトウキネンオーケストラ の奇跡のライヴと言われた録音はCDで発売されていますが、ハイレゾでもe-onkyo から配信されており記念セールがあるので購入してみました。
 foobar2000 使用、96kHz/24bit でPCにダウンロード、USBメモリーに移し、OPPO105の前面USB A 端子から入力して聴きました。( USBコードでUSB B 端子に入力して聞いても見ましたが、コードが少し長かったせいか、メモリーの方が安定感があるように感じました。)
私のオーディオ・システムでの私なりの感想です。

 素晴らしい ベルリオーズ・幻想交響曲の演奏です。
 小澤の指揮は情熱に溢れています。それをオーケストラがきっちりと受け止め、一糸乱れない熱演で応えています。
 第一楽章から弦が美しく響きます。管も劣らず歌っています。テーマが意味深長に聞こえてきます。第二・第三楽章も美しく続きます。第四・五楽章は強烈な響きが圧倒的な量感をもって鳴り轟きます。鐘の音も混濁感なく鳴ります。情熱を感じさせる演奏と感じます。終わりに聴衆の熱狂的な拍手が聞こえます。
 
 録音が又素晴らしい。
 CDでは出せないであろう 音の伸び、歪みの少なさ、会場の空気感・臨場感が良く聞こえます。私のシステムが久しぶりに心地良い大音量で鳴ってくれました。
( 部屋は一応防音仕様になっていますが、普段は音量控えめで聞いています。)

小澤の幻想は昔から定評があり、ボストン交響楽団との来日公演でも実演ならではの良さを感じましたが、このニューヨーク公演はその時を上回る小澤の充実ぶり、サイトウキネンオーケストラの優秀さを示していると思います。ハイレゾ配信ではそれを良く伝えてくれていると感じました。

  小澤征爾 指揮  サイトウキネンオーケストラ   ベルリオーズ 「幻想交響曲」
           2010年12月 ニューヨーク・カーネギーホール ライヴ