三橋貴明氏講演録 第4部
紘一郎雑記帳
アメリカの医療保険制度
現在アメリカでは行政の民営化が進められ
刑務所まで民間経営が存在している。
この会社は刑務所の稼働率で業績が決まり犯罪者が
増えるほど株主に多くの配当金を払うことができるのだが、
社会的には刑務所の稼働率が少なくなる方が良いのだから
変な現象となるのです
アメリカでは医療も自由化されているがこれも可笑しな話である。
民営化や自由化の目的はサービスの価値を下げることなのだが
自由化によりアメリカの医療サービスの値段は上がっている。
しかもアメリカには国民皆保険制度がないから一般人は
民間の医療保険サービスを利用している。
利益のためのビジネス医療保険なので加入者から多くの
保険料をとり、保険金はできるだけ支払いたくないので
保険料を申請すると何十年前の病歴を調べ告知義務違反で
支払いを回避することがおきている
さすがにこれはまずいということでオバマケアなる
「似非国民皆保険制度」が設けられた。
これはアメリカ政府による保険サービスではなく、
全国民に民間の医療保険サービスに
加入させようとするものである。
民間の保険料が高くて利用できない5000万人を
強制的に加入させるのが目的で支払われた保険料の
税控除はあるが、どちらにしても儲かるのは
民間会社であり、これがオバマケアの実態である
続く