木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)




雨を予想していたのですが、明け方にはあがり
けっこうさわやかな天候です。
4日ぶりに愛犬クレハといつも通りの散歩、
ランニングを済ませてきました。

さて、角のみの不調にもめげず、昨日ようやく、
職場の机の上に置く本棚を完成させました。
本来なら作品が現場に収まった姿を披露するべきですが、
良識ある社会人なので職場を公開する
ワケには行きません。
なので、我が家のテーブルの上に置いて、パチリ。
組み上がるとずいぶんと大きいです。
ちなみにサイズはw970 D300 H450 です。
(単位はミリです。)
「採寸間違いでは!?」の疑念がよぎりますが、
それはこれから同僚が出勤する前の職場に
セッティングしてみないと分かりません。
私に限って間違いはないはずですが……。

今回は久しぶりに「通しほぞ」で組みました。
私は木工を故柿谷さん(KAKI)の本を参考に始めましたので、
氏の作品に倣い、初期の私の作品も
すべて通しほぞで組んだものでした。
しかし、慣れてくるにしたがい、強度が変わらないのなら
わざわざ、ほぞを抜くこともないかと思い、
ここ数年はやっていませんでした。
今回はたまたま角のみのセッティングミスで
1本のほぞを抜いてしまったので、
すべてを通しほぞに設計を変更したのです。
しかし、結果から言うと通しほぞはやはり
柿谷氏が言うように、特に針葉樹では強度が増します。
また、ほぞが見えるので、ごまかしがききません。
見えるほぞは、デザイン的にも新鮮です。
工業化された木製品ではないという
印象を与えるのではないかと思います。
木工に詳しくない人でも、
「木がこうやって組み合わさっているんだ!」と
わかりやすいのではないでしょうか?
職場での反応が楽しみです。

それでは今日から5月。
新しい本棚を持って行ってきます。
(採寸ミスではありませんように)

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