木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)




今日も薄日しかささず肌寒い一日でした。
さて、写真は何でしょう?
答はシイタケ菌のしみ込んだ種コマです。
直径8.5㎜、長さ20㎜ほどの丸棒をカットしたものです。
これをクヌギやナラの木に埋め込むと、その内部にシイタケ菌が生長して、
来年の秋には見事なシイタケが実る予定です。
皆さん、スーパーでシイタケを買う時にその商品シールをよく見て下さい。
「菌床(きんしょう)栽培」と「原木栽培」があるのです。
菌床栽培はおがくずでシイタケ菌を培養し実らせる方法です。
原木栽培は文字通り木にシイタケを実らせるものです。
キノコは「木の子」ですから本来は原木栽培のはずですが、
商品ラベルの多くは「菌床栽培」となり、
さらに「中国産」なんてのも多いのではないでしょうか?
伊豆の地元の人も言ってましたが、今時、原木栽培はもうからないそうです。
でも、味は原木の方がやはりおいしいそうです。
もちろん、私は道楽でやっているので原木栽培の方を選びました。
一本のホダ木に30~50の種コマ打ち込みます。
シイタケ菌はホダ木の樹皮の下に原木の栄養を吸い取りながら
菌のネットワークを張りめぐらします。
そして、多分来年の秋ぐらいに原木の樹皮を破り、
ようやくシイタケが実るのです。
まだ、私は体験していないので分からないのですが、
地元の栽培農家によると、時期が合うとそれこさ
食べきれないくらいの量のキノコが一斉に生えるそうです。
しかし、まだそれまでにはやることがたくさんあります。
その話はまた、続編でということにしましょう。


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