宮本輝の「錦繍」という小説の中に、BGMにモーツァルトの曲しか流さない喫茶店が出てきます。マスターが言うには、
「私の店に一年間お越しになれば、モーツァルトの音楽がわかるようになります。モーツァルトがわかったら、音楽というものを理解したことになります。」
・・・モーツァルトマニアにはこういう人多いですね。すぐにモーツァルトを絶対視する。しかしまあ、コーヒー飲んだだけで「音楽というもの」が理解できるとは、たいしたものです。
ところがなんと、主人公の女性は数回通っただけで、モーツァルトがわかるようになってしまう。
「私、先日おっしゃったモーツァルトという人間の奇蹟が、ほんのちょっとわかりかけてきました。」
・・・なんと。本当にすごい店です。私もぜひ行ってみたい。で、主人公がわかったこととは、いったいどういうことなのか?
「生きていることと、死んでいることとは、もしかしたら同じことかもしれへん。そんな大きな不思議なものをモーツァルトの優しい音楽が表現しているような気がしましたの。」
・・・ほう。これは深い。そんな感じ方もできるのか。確かに、そんな風に言えなくもないかも知れません。
さて、山響は昨日からモーツァルトシリーズのリハーサル。プログラムには、初期~中期の難しい(弾きにくい)シンフォニーが並んでいます。楽譜通りに音を出すだけでも苦労するような曲ですが、そこはモーツァルト。聴く人にそれを感じさせてはいけません。
苦痛でも楽しげに。死にものぐるいでも生き生きと。
・・・おやっ!もしかすると「生きていることと死んでいることは同じ」とは、こういうことなのか?
たぶん違うと思いますが、良い演奏会になるように頑張ります。
「私の店に一年間お越しになれば、モーツァルトの音楽がわかるようになります。モーツァルトがわかったら、音楽というものを理解したことになります。」
・・・モーツァルトマニアにはこういう人多いですね。すぐにモーツァルトを絶対視する。しかしまあ、コーヒー飲んだだけで「音楽というもの」が理解できるとは、たいしたものです。
ところがなんと、主人公の女性は数回通っただけで、モーツァルトがわかるようになってしまう。
「私、先日おっしゃったモーツァルトという人間の奇蹟が、ほんのちょっとわかりかけてきました。」
・・・なんと。本当にすごい店です。私もぜひ行ってみたい。で、主人公がわかったこととは、いったいどういうことなのか?
「生きていることと、死んでいることとは、もしかしたら同じことかもしれへん。そんな大きな不思議なものをモーツァルトの優しい音楽が表現しているような気がしましたの。」
・・・ほう。これは深い。そんな感じ方もできるのか。確かに、そんな風に言えなくもないかも知れません。
さて、山響は昨日からモーツァルトシリーズのリハーサル。プログラムには、初期~中期の難しい(弾きにくい)シンフォニーが並んでいます。楽譜通りに音を出すだけでも苦労するような曲ですが、そこはモーツァルト。聴く人にそれを感じさせてはいけません。
苦痛でも楽しげに。死にものぐるいでも生き生きと。
・・・おやっ!もしかすると「生きていることと死んでいることは同じ」とは、こういうことなのか?
たぶん違うと思いますが、良い演奏会になるように頑張ります。
>苦痛でも楽しげに。死にものぐるいでも生き生きと。
演奏会の前は、はて、どういう意味かな、と不思議に思っていましたが、実際に聴いて、納得しました(^o^)/
お疲れさまでした!おかげさまで、たいへん良い演奏会でした。協奏曲も素晴らしかったし、引用部分の観点からは、とくに最後の28番が良かったです~(^o^)/
天真爛漫なモーツァルトの音楽に「必死さ」は禁物ですが、さすがに出てしまっていた事でしょうね。なかなか大変な曲でした。
このシリーズも後半に入りましたが、いつも来て下さって感謝しています。