益虫

　今週は庄内で、スクールコンサートの毎日です。

　
　ところで、コンサートの途中、子供たちの視線が空中の、ある一点に集中するときがあります。何事かと思って見てみると、たいていは鳥か大きな虫。空調のない体育館では、窓もドアも開け放っているので、入ってきてしまうのです。「虫」といっても、チョウやトンボなので、のどかなものです。今日は、立派なオニヤンマでした。

　これが、害虫だったら厭ですね。特に最近は、蚊だとシャレにならないでしょう。代々木のあたりとか。


　そういえば、昔から思っていることですが、山形は蚊が少ない。スクールコンサート中に刺されたことはありません（アブかブヨなら数回ありますが）。

　水田から出てくるトンボが、蚊を全部食べてくれるからだという話を聞いたことがあります。確かに、トンボは本当に多い。我が家は、街なかのマンションの５階ですが、ベランダでもしょっちゅう目にします。

　そのせいか、夏の夜でもあの「ぷう～ん」という、聞いただけでカユくなるあの羽音を耳にしません。トンボに感謝。


　来週は、文化庁の音楽鑑賞教室で、大阪に行きます。虫よけでも持っていきますかね。