中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

上喜元(出羽の里)

2011-08-18 10:01:27 | お酒の話し(山形県)
 夏休みもすっかり終わり、山形での日常を過ごしております。

 ということで、酒も日常のものを。おなじみ酒田の「上喜元」の純米酒です。大吟醸でも吟醸でもない「純米酒」。精米歩合は、なんと80%。


 そもそも普通に「飲める」日本酒の価格は、どのぐらいのものでしょうか?居酒屋やそば屋などで、ただ「日本酒」として出てくる最低ランクのものは「普通酒」とか「本醸造」ですが、それをお店で買うと、だいたい1升で1000円~1500円ぐらいです。それよりワンランク上となると「純米酒」とか「特別本醸造」なって、1800円~2500円。その上が「特別純米」「純米吟醸」。そして一番上の「大吟醸」「純米大吟醸」になります。

 つまり、わざわざ自分で買うなら最低でも一番下ではなくてその上、「純米酒」ランクはおさえたいところ。一日で1升飲むわけでなし、お父さんの嗜好品としては、わりと控え目な範囲だと思うのですが。


 そこで「上喜元」。1升で2080円です。山形の酒米「出羽の里」を使った純米酒です。この米は心白が大きいので、そんなに削らなくても良い酒ができるという、素晴らしい米です。そしてさすがは上喜元。その米を使って価格を抑えつつ、吟醸に負けない味に仕上がってます。

 この値段でこの旨味と透明度は他にはまずありません。このランクでは私のイチオシです。


 夏休みに散財したお父さんの、とっておきの逸品でございました。

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