中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

DNAの音色

2014-07-08 23:53:00 | 雑記
 声にも「音色」というものがあり、それはDNAの影響を強く受けています。ヴァイオリンだって作家ごとにあれだけ特徴があるわけですから、声帯の形が似てれば、声が似るのは当然のことです。しかし、不思議なのは、電話を通すとそれがもっとハッキリわかることです。



 ところで、人格上のどのような欠点のせいかわかりませんが、小学生の頃から学級委員を押しつけられることの多かった私は、現在、山響でも組合の代表をしています。

 折しも世間では夏のボーナス時期。増えたとかいう話も聞きますが、アベノミクス効果はこの業界には無縁。当然、交渉や話し合いも、道なき道を進むがごとく・・・。 


 先日、いつものように、鉄条網の藪をさまよったような心で帰宅すると、留守中に伯母から電話があったらしい。こちらから電話をかけ直して、久しぶりに話しました。入院したりしていたこともあって、電話で声を聞いたのは、母の葬儀以来になります。

 母の生前は感じなかったことですが、さすがは実の姉。声の音色に同じ成分が含まれているのがよくわかりました。ハッとした警察犬が匂いに食いつくように、その音色を聴いていました。

「良いところに住んで、良い仕事ができて、本当に良かったねえ・・・」
・・・そうでもないよ、儲からないし。
「良い仕事は儲かるわけないわよ。その代わりに幸せなんだから・・・本当に良かったねえ。」
・・・そうかな・・・ありがとう。


 さて、これからジメジメする季節ですが、体調に気をつけて頑張ります。

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