中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

入園式

2010-04-11 20:55:22 | 危機管理
 自分が幼稚園に上がった入園式の時のことはさすがに覚えてはいませんが、父親が一緒について来たようなことは無かったと思います。小学校の入学式もたぶん、父親は来なかったと思います。記憶が定かではありませんが、昔はみんなそうだったんじゃないでしょうか?平日だったからなのかも知れませんが、そればかりではないでしょう。どこの家庭でも「お父さん」たるもの、子供の行事なんかにはそうおいそれとは出てこないものだったような気がします。

 しかし…時は流れて21世紀の現在では「お父さん」たるもの、子供の行事でビデオ係もやらないようでは、存在価値が危ぶまれます。…なんだか悲しいような情けないような気もしますが、それが時代の流れというもの。


 昨日の朝は娘の入園式でした。リハーサルは午後からだし、せっかくだから娘のぶかぶかの制服姿を見に行くか…と思いましたが、幼稚園の入園ぐらいで母親と一緒に父親までホイホイとくっついて行くのも何だか恥ずかしい。しかし、たまたまスケジュールも空いてるし…親バカだけど行っとくか。

 ところが…来といて良かった。みんな両親そろって来てる…。そして恥ずかしげもなく、妻子を撮影しまくり。そういう時代なんですな。危ないところだった…予定が空いてて良かった。

 教会にくっついてる幼稚園なので、式は礼拝堂。両親達までどやどやと入っていいのかな…などと気後れしてる場合じゃない。すでに「お父さん」達によって、撮影のためのベストポジションの争奪戦が始まっております。私も奥さんにビデオカメラをポンと手渡されたので、おずおずと参戦。

 みんな気恥ずかしくないのかな…礼拝堂の壁をびっしりと覆いつくす、カメラを回している「お父さん」達(含む自分)。晴れ姿の我が子の表情一つ逃すまいと、夢中のカメラマンたち(含む自分)には、十字架上のキリストもあきれ返って、ずり落ちるんじゃないかと思うほど。

 子煩悩とはよく言ったもんです。ひとりひとり新入園児の名前が呼ばれると、我が子がちゃんと大きな声で「はい!」と言えるかどうかハラハラしてカメラを向ける親バカの群れ(含む自分)は、まさに煩悩のかたまりですな。

 毒喰わば皿まで。
「みなさん教室に行ってみましょう」と言われたからといって、カメラを構えて教室まで上がりこんで撮影を続ける「お父さん」もいました(含む自分)。


 親バカ上等…今風の父親ということで。

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2 コメント

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おめでとうございます! (うに)
2010-04-12 10:24:08
娘さんのご入園、おめでとうございます。

かわいい盛りですね~。
親のほうも子育てひと段落ですしね。
余計に可愛く思える…あ、それは母親の気持ちでしょうか…。

お父さんがたのカメラ攻撃?
いやいやまだまだ序の口ですよぉ。
運動会、おゆうぎ会、参観日などなどなどなど
がっちり体力つけて臨んでくださいね~。
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>うにさん (中爺)
2010-04-13 08:52:15
 ありがとうございます。そうですね「子育てひと段落」というよりは、「自分でできるっ!」と言われてしまう寂しさがあります。これは時々手を出してやればよい父親の気持ちでしょうね。
 いやいや…恥ずかしいですから、がっちり体力を使うほど撮影しませんよ。
(演奏会前に腕が疲れると嫌だから三脚買おうかな)
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