中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

越の鷹

2012-07-09 09:55:11 | お酒の話(県外)
 酒田・山形と二日間にわたる山響モーツァルトシリーズの公演が終わりました。プログラムにヴァイオリンとヴィオラの為の「協奏交響曲」がありましたが、身内がソリストを務めると、やはり温かい雰囲気の演奏になりますね。ソロの犬伏・成田両氏には惜しみない拍手を贈りたいと思います。


 しかしステージが暑い。演奏が「熱い」せいだけではありません。やはり節電でしょうか。大切なことだとは思いますが、もう少し湿度が下がると嬉しいです。ステージ上とステージ下では数メートルも離れていないのに、かたや燕尾服で激しく動き、かたや半袖半ズボンにサンダルで静かに座っているというのは、考えてみればおかしな話です。クールビズが必要ですね。


 ということで、「お疲れさま」の後はキンキンに冷えた銘酒でクールダウン。

 毎度のように戴きもの。「越の鷹」です。「越の~」と聞くと「新潟か!」と思いますが、これは福井。「なんだ福井か・・・」というのは、新潟というブランドに対する先入観です。福井は「黒龍」や「梵」など、新潟に匹敵する人気酒の産地で、全国的には山形よりも「名の通った」酒が多いんです。

 さて「越の鷹」・・・純米でない「大吟醸」だったので、スムーズ・フルーティー路線だろうと思っていたのですが、予想をはるかに超えて旨い。品の良い甘みの「氷砂糖」を口に含んだような、美しい融けかたをします。キリッと冷えた清涼感と、透明感のあるたおやかな甘みが、体に凝り固まった疲れを、スッと融かしていきます。


 さて、今週は前半戦最後のスクールコンサート。暑い体育館での一週間になりますが、頑張ります。
コメント (2)
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