中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

どんが

2011-11-20 19:17:18 | 山形弦楽四重奏団
 本日の昼食は、きのこが入った旬の「おこわ」。秋らしい、やさしい味がします。昨日の昼に、河北町で貰ったものですから当然、冷えきっていましたが、手作りの温かみがありました。


 昨日は山形Qで、河北町のイベントに呼ばれて演奏してきました。「どんがホール」。「どんが」とは・・・物知り顔で解説したいところですが、どういう意味なのかわかりませんでした。たぶん、河北町の方言でしょう。「どんが祭り」という有名なお祭りがある、ということだけは知っています。

 ホールは、普通の音楽ホールではなく、町の集会場の「デラックス版」といった感じで、狭いながらとてもアットホームな空間でした。事前に頂いた、名産の紅花染めのスカーフをポケットに飾って弾きましたが、ぎっしりと集まったお客さんは、熱心な拍手を送ってくれました。

 演奏を終えて、控え室に下がる途中で、実行委員の主婦の方々が、手焼きせんべいやら、手作りのティッシュカバーやら、そして「おこわ」やらを、どんどんくれました。「もってって~」とか「食べてって~」みたいな感じで。こういう、まったく気取りのないもてなしは、嬉しいものです。


 河北町は天童市のすぐ北ですから近いのですが、山形Qで訪れたのは、初めてでした。こんな感じで、県内もっといろいろな所で、演奏できたらと思います。室内楽で演奏すると、オーケストラで訪れた時よりもお客さんが格段に近いので、我々の方も、より親しみがわきます。

 ふだん通過するだけの町でも、よく知れば、良いところがたくさんあるんでしょうね。
コメント (2)
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