Winding Road

スポーツやら音楽やらいろいろと。

インターハイ準決勝@駒場スタジアム

2008-08-05 | フットボール全般
駅西口からの無料バスの存在を知らず、路線バスのタイミングが合わなかったため暑い中徒歩。普段なら浦和駅→駒場程度の歩きは大した事ないですが、あまりの暑さで駒場が果てしなくて遠く感じられました。しかも前日の疲労で足はいつもより鈍い。そんな状態でバテバテの現地着。インターハイはここしか観戦できないので、鹿島に来る大迫見たさで鹿児島城西の勝ち上がりを願っていたのですが前日敗退してしまいちょっと残念。


・流経柏×佐賀東

前半は互角の戦い。佐賀東の相手のギャップを鋭く突く速攻が面白い。攻撃は創造性に富んでいてなかなかやるなと感じた。焦点としては佐賀東が点を取れるか、或いはどこまで我慢できるか、でしたが後半の流経柏は自力を見せました。

流経はスタミナ・パスワーク・フィジカルのどれをとっても1枚上手。今年も大人なサッカーをやります。しかも去年のチームより技術力が高い気がする。2年で選手権に出ていた田口・久場が今年は完全に中心となっていて、特に久場がまるで去年の大前のようでした。


・市立船橋×大津

市船は4月のプリンスで一度見ていますが今年は10番のチームという印象が強く、それはここでも変わることがなかった。多数のDFをJに輩出している市船は堅守のイメージが強いですが案外その守備が脆かったです。特に横からの揺さぶりに弱く、そこを突いた大津の右サイドの11番を基点にした攻撃が有効に機能していました。また大津は9番のFWが足元が巧く、しっかりキープして基点になっていました。

市船はサイド攻撃と一人別格の10番の生かし方は巧かったですが強さはそこまで感じられなかった。ですが終盤にGKを交代させるなどの対策をとってきたので、PK戦になれば市船の勝ちになるのは読めました。

だから大津はその前で決着をつける必要がありましたが、終盤は足が止まって前に蹴るだけになりました。そう考えると終わってみれば市船の試合だったという印象。

翌日の決勝は天候の影響で中止。残念ですが天災には勝てません。これで今年も決着戦は選手権千葉予選決勝でしょうね。その前に高円宮杯です。インターハイの35分ハーフという何とも短い時間に比べてこの大会は45分ハーフですし、クラブと高校が激突するこの世代の最強決定戦と言っていい。それにこの駒場で見た4チームの中でもやっぱり流経だけは抜けていて、他の3校は部活なんだけれど流経はそれとは一味違う。だからこそ流経がクラブユースと対戦するのが楽しみなのです。