Winding Road

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2010J2第4節 横浜FC×徳島

2010-03-29 | Jリーグ

お互いにコンセプトが明確でやりたい形が出た好ゲーム。寒くてもこの試合は行っておいて正解。

まずは徳島。選手は揃ってきているし若手とベテランが融合している。連動したプレスはしっかり統率が取れていた。どこでボールを奪い、マイボールにしたらどうやってフィニッシュまで持っていくか確立されていた。新戦力が数人加わっているのにこれだけ連携が合っているのは見事。前線にキープ出来る津田、中盤にゲームを作れる倉貫・柿谷と適正な配置。

一方の横浜。こちらも前線からのプレスはアグレッシブ。去年とは全く別のチームに生まれ変わって熱く戦う集団になった。岸野監督やシュナ潤の影響は大きいだろう。大黒を生かすための中盤もよく構成されている。寺田はこのレベルではモノが違う。久々のシルビーニョも相変わらず展開力に長けていてしっかり捌いていた。あの位置から球出し出来ると大きい。

数少ないチャンスをモノにした徳島が逃げ切ったが横浜もかなり攻め込んで惜しい場面を作った。特に後半開始から選手交代するとサイド攻撃が活性化された。結果には結び付かなかったけれど采配は当たった。最後のCKはシュナ潤まで上がった。この人は本当にアツい。

せっかくのナイスゲームだったが主審は一人で暴走していた。手を使うファールに厳しい今年の流れは分かるがあれがPKか。他にも転んだら笛でストレスがたまった。しかし横浜は熱さのエネルギーが審判に向いてしまったのが痛かった。

今年の徳島は本物かもしれない。まだ4節だが良い感じで来ている。横浜もそれなりに戦える感じがする。昇格争いの本命候補が序盤で躓いているだけに今年のJ2はいつも以上の混戦になりそうだ。