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一応観戦に行ったので簡単に。あまり感想を述べるつもりはなかったのだが、自分が見たものと世間の目にギャップを感じたのでそこら辺をちょっと。
世間的にこの試合のテーマを一言でまとめれば、いかに俊輔を祭り上げるかといったところ。確かに集客面では32000もの観客を呼び寄せた効果は大きい。一人でここまで集めるのは流石。
俊輔のプレーも早々のアシスト含めてまずまずだった。悪くはない。俊輔でタメが作れるからだろう、マリノスは後ろの選手もどんどん積極的に攻撃参加し前に多くの手数をかける攻撃的なサッカーを見せた。木村監督の標榜する形が体現できたと思う。
しかしこの試合の最重要ポイントは湘南がJ1の厳しさに直面した点。残念だがかなりの力差がありマリノスは5点以上取ってもおかしくなかった。J2と同じでは通用せず、FWまでボールを運ぶ事すらできなかった。こういう状況下では至極当然の結果だった。
それで帰ってからニュースを見ると俊輔様様の扱いである。湘南目線の報道は皆無。サッカーとしての報道がなされていない。ハッキリ言って欧州で何年も揉まれた俊輔があのレベルで無難にプレーするのは当然。例えばロシアでゴールを決めた選手を凄いと持ち上げたり、そういう単純で浅はかな見方しかされず、肥えた視点による本質が論じられない国のサッカーのレベルが上がっていく事は無いだろう。