Winding Road

スポーツやら音楽やらいろいろと。

高円宮杯決勝T・ラウンド16 札幌ユース×前橋育英

2008-09-23 | フットボール全般

対戦カード的にはフクアリに行きたかったんですけど、朝起きた時点で蘇我には間に合わない時間。前日の疲労が重すぎます。そんなこんなで西ヶ丘。今年は日程的にこの大会に足を運びやすいので非常に助かってます。

序盤から前橋育英の統率の取れた3ラインが高い位置から効果的にプレスをかけて積極的な出足でペースを握っていきます。前育は組織力の高い良いサッカーをやります。それでも少ないチャンスから先制したのは札幌。

後半は一点を追って更なる攻勢に転じる前橋育英。前半はラストパスがなかなか通りませんでしたが、後半はフィニッシュにつながるようになり、ゴールに近づいてきます。対する札幌は2TOPをそっくり交代させ、それまでの泥臭系からテクニック系にタイプ変更して、速攻で追加点を狙いに行く。しかし攻撃が加速した前橋の勢いは同点・逆転へと突き進み逆転勝利。

終了と同時にピッチに突っ伏して大泣きの札幌イレブン。札幌も必死だった、だからこそゴール裏だけで無く、それ以外のスタンドも彼らを拍手で迎える。両ゴール裏は互いにエール交換して健闘を称え合う。戦いが終わればノーサイドの精神。だからスポーツは、だからフットボールは美しく尊い。決して憎しみ合うものでも暴力的でもない。フットボールはそうあるべきだし、常にそうであって欲しいと願っている。小雨のちらつき始めた試合後の西ヶ丘で見た光景はまるで一服の清涼剤のようでした。