秋津での高円宮杯予選リーグ。予選の中ではそれなりの注目カードと見込んで強行日程ながらも習志野へ。
柏ユースはポゼッション志向のサッカーをやるとの事前情報を得ていましたが、その実を見てレベルの高さに驚いた。パス回しも攻撃の効率性も個人能力も全ての面で流経を上回っていました。それはつまり高校サッカーを完全に凌駕していると言うこと。こう見ると「クラブユース>部活」と見ざるを得ないな。
また特筆すべきはバックラインでのボール回しで、相手がある程度チェイスをかけてきている状態で普通はゴールを横切るような後ろでのパスの横断は避けますが、柏はそれを平然とやってのける。細かい部分だけどそれが凄い。
柏で印象に残ったのは6番と22番。6番はタテへのパスの入れ方がまるで憲剛を見ているよう。22番はタッパがあって足元も巧い。これで噂の仙石君がベンチにいたのだから、彼がピッチに出ていたらどうなっていたのやら。
試合は完全にハーフコートマッチでした。流経は攻められっぱなしだから、いざマイボールになっても攻め上がれない。トップ下を務めた田口にボールが入ってもそこからFWまでの距離がありすぎるから攻撃が繋がらない。前半で3対0でしたが内容的には10対0という感じ。本当は最後まで見てギリギリの時間でカシマに向かう予定でしたが、前半で勝敗は決し、後半に変化はないのは容易に想像がついたのでハーフタイムで切り上げて席を立ちました。こんな事が出来るのもJFA後援会でチケ代無料のおかげか。そんなわけで電車を乗り継ぎ臨時列車でカシマスタジアムへと向かいました。