Winding Road

スポーツやら音楽やらいろいろと。

J2第34節 湘南ベルマーレ×アビスパ福岡

2005-10-01 | Jリーグ
2位につける福岡と昇格争いから脱落しつつある湘南の対戦。

月末で金曜のナイターと言う事で出足は遅め。お客さん集めるには条件悪すぎですよね。福岡サポだってそう簡単に遠征できる日程ではないし。
そういえば、アウェー選手紹介の時のBGMがWWEのトリプルHのテーマ曲でした。カッコイイ音楽が使われるのはいいことですね。ハンターのテーマは何時何処で聞いてもいいなー。思えばカシマでのアウェー選手紹介はカートアングルのテーマだったような気が。あれ聞いてると、いつも「You Suck」チャントやりたくなるんだよなー。 おっと話が脱線してしまいました。どうもスイマセン

さて試合ですが、前半から攻め込むのは福岡。今の順位がそのまま出ている感じの展開。グラウシオが一本キーパーと1対1の場面を迎えましたが、これは湘南のGK小林が神セーブ。それ以外にも福岡が何度かチャンス作るも0対0で前半終了。湘南にとっては御の字とも言える折り返し。逆に福岡は最低でも1点は欲しかったでしょう。

後半始まってすぐに先手を取ったのが意外にも湘南。左CKからでしたが綺麗なゴールでした。キッカーの加藤望がボールをセットした時、後方から吉野がニアにスルスルっと上がる。すかさず加藤がそこにあわせる。福岡は完全に吉野を掴まえられず、ニアで吉野がすらしたボールを真ん中で待っていた梅田がゴール。湘南にとっては願ってもない先制点。
しかしそこで動じないのが福岡。次々に攻撃のカードを切り反撃に転じる。岡山を投入してグラウシオを1列下げ、更にアレックスをやや中に絞らせて、左サイドの古賀がフリーになる場面が増えるようになりました。左から崩しそうな雰囲気がしていると、やっぱり左CKから同点ゴールが生まれました。と、その余韻も覚めやらぬまま、またも左のフリースペースでボールを受けた古賀が抜け出してゴール。あっさり逆転。

こうなると、あとは福岡が店終いにかかり、岡山を後ろに下げて守備固めを図る。湘南もチャンスは作りましたが、全体で見ると淡々と何となくゲームを進める福岡がペースを握っている展開。あとはタイムアップの笛を待っているだけだろうと思っていたら、終了間際に波乱が。相手DFと競り合って、もつれながら倒れた梅田にファールの判定が下る。ここでキレた梅田がユニを脱ぎ捨て2枚目のイエローで退場。(1枚目はシミュレーションによるもの。ただ実に微妙な判定) 際どい判定でした。福岡のファールにも見えました。1枚目の警告も微妙でしたし、逆の判定ならいい位置でのFK獲得でしたから、納得のいかない梅田の気持ちは良く分かります。ただ追撃体制をとっているチームの中で、最も相手ゴールに近い場所にいる選手が、自ら試合を捨てるような勢いでユニを脱ぎ、ピッチを去るのはいかがなものでしょうか。職場放棄同然だと思います。

ロスタイムは少し残っていましたが福岡が逃げ切って終了。2位につけているチームの勝負強さのようなものが光った試合でしたね。
湘南は、今年は昇格を狙っているはずなのに、何とも淡白な印象を受けました。どうしても勝ち点を奪いたいなら、CBの戸田を前線に上げるなど、リスクを負った攻めをする必要もあるのではないでしょうか。結局梅田が退場した後ですら、戸田を前に上げる事はありませんでした。

このまま順調に行けば、福岡は昇格するだろうなと感じました。