ギャンブラー

ギャンブラー
2015/10/19
　宝塚ファンの娘が宝塚チャンネルのテレビを見ています。「ガイズ　アンド　ドールス」の父親の説明をしていました。ギャンブラーですが、特徴あるギャンブラーを演じたいと言っていました。
　ギャンブラーとして、私も認められたことがあります。インドネシアの「ハッピーワールド」という遊園地の屋台店です。店の真ん中に数字を沢山書いた枡がならんでいます。そこにボールを投げ込み当たり数字をきめます。お客は、机の上の数字を書いた紙の上に、お金を賭け、当たれば１０倍の配当です。隣接する境目にお金を置くとどちらかが当たれば５倍の配当です。
　私は、お金を置き、ボールを投げますと３回続けて当たりでした。最初の１００円は１０，０００円になりました。周りのお客は私がついている、と知って、私の掛けた数字やその周りにどんどん賭けるのです。また当たりでお客は大喜びです。店の店主は配当のお金がないと閉店になってしまいました。次の店に入るとお客さんが私について入ってきて、私と同じように賭けるのです。私は一躍ヒーローになったように握手を求められたりしました。儲けようとも思わず、遊びでしたが、憑きは面白いものです。
　映画「西部開拓史」でグレゴリー・ペックのギャンブラーは、大金持ちになり鉄道を経営し大儲けしますが、最後は破産でした。
　一攫千金は、格好良いですが、若い時の事で、年取ると、そんな気はなくなります。
　HCIという、自己啓発セミナーのアシスタントをした時、美人の東亜国内航空のスチュワデスから、彼氏をこのセミナーに参加させたい、応援してほしいと言われました。かれの職業を尋ねると、「ギャンブラーです」と言います、びっくりして詳しく訊くと、パチンコのプロでした。それを聞くと、いっきに熱も冷めて、「そんな人と別れなさい」と言ってケンカになってしまいました。
　ギャンブラーでその儲けたお金で生業に投資などして、成功者となった人はいるのでしょうか？　ティシュペーパー・メーカーの会長が、マカオのカジノで大金を損したことがありました。博打は結局、胴元が儲けるだけのようです。
　宝くじの配当は、自治体の利益に２５％、発行事務費２５％、配当５０％だそうです。日本の生命保険の配当は宝くじより悪く、保険会社の経費・利益５１％、配当金４９％だという記事を見ました。本当でしょうか？
　イギリスから船出をして東洋などの商品を運ぶのは、ギャンブルのようなもので、無事帰着すれば大儲け、難破すればゼロだったそうです。これに対し保険を掛けることから、保険業は発展したので、保険業務そのものがギャンブルだったのです。ギャンブラーというのは、保険業者のことかも知れませんね。
　株式投機もギャンブル、会社に入社するのもギャンブル、結婚するのもギャンブルかも知れません。若いフリーターは、ギャンブルをしていないとも言えます？
　カジノでドイツ人の若者が、有り金全部一つに賭けて、それが外れ、口笛を吹きながら退出したそうです。日本人はそんなことしきらないだろう。チビチビ賭けるのはギャンブルではない。と言う人がいました。
　パチンコは　ギャンブルではない　捨て金だ　　　　人生の　ギャンブル避けて　フリーター