朝礼の話題

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冬眠人類

2015-05-25 07:09:01 | 21世紀
冬眠人類
2015/05/25
 透析で寝ている患者たちを見ていて、星新一のショートショートを思い出しました。 未来の地球では、冬眠装置が出来て、300年後に起きて、未来世界を経験することが出来るようになりました。 お金のある人たちは冬眠がブームになり、お金のない無学な人がその見張りをしていました。あるとき宇宙人が来て、何かを話しかけます。門番はわけが分からず、眠っている人たちを指さし「彼らに聞いてくれ。今は眠っているから、待ってくれ」と言いました。 宇宙人は喜んで、眠っている人たちを宇宙船に運びました。
 実は宇宙人は「食べ物はないか?」と聞いて、指さされた人間を食べ物だと思い運んで食べたのです。
 そんな冬眠をする生物は現実にいるのです。それはクマムシで、その3つの遺伝子を人間の遺伝子に組み込めば、人間も無病無死になれそうです。
 堀川さんは「普通の生物は乾燥すると遺伝子が傷付くが、クマムシは傷つかないように保護したり、修復したりするメカニズムが働いている。放射線も遺伝子を傷付けるが、同じ仕組みで体を守っていると考えられる」と説明する。
 クマムシは5000~7000グレイの放射線をあてても生存することを確かめた。人間の致死量の1000倍に相当する量だ。
 クマムシのように遺伝子の損傷を防げれば、老化やがんを予防できるかもしれない。乾燥しても元に戻れる仕組みは、臓器などの常温保存技術につながる可能性もある。
 東京大などのグループは最近、脱水時に細胞や細胞内の小器官などを守っているとみられる遺伝子4種類を見つけた。このうち3種類はクマムシにしかなく、乾燥に弱い他の生物やヒトの培養細胞に加えてみて、乾燥に強くなるかどうかを研究中だ。(イタリック=毎日新聞記事より引用)
iPS細胞で臓器製造が出来るようになり、病気がすべて治るようになったら、このクマムシ遺伝子を組み込んだiPS細胞の研究が出来るようになると、宇宙旅行も夢ではなくなります。アンドロメダ星雲の地球に似た惑星などに移住する何億年の旅行を眠ったまま可能になります。途中強烈な放射線を浴びても、安全に旅行出来るでしょう?
  生物は、いろいろな能力があります。高熱の中で生きるもの、光も空気もない地中3000mの地下の鉱山の土の中にも生物はいます。高水圧の10,000mの水深の場所にも生きている生物はいます。宇宙旅行など現在のままでも、移動手段あれば彼らには可能です。生物の未来は無限のようです。
クマムシと 合体してから オリオンへ  現代の ノアの方舟 クマムシも


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