朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

美少女キャラ

2009-12-22 09:04:32 | 21世紀
美少女キャラ2009/12/22
 秋田県の過疎田舎町の村おこし活動とその成功がNHKで放送されました。
 藁ぶき民家の写真をバックに美少女マンガを書いたポスターが人気を呼び、米袋に美少女マンガのイラストを入れた「秋田小町」はよく売れているそうです。
 マンガ雑誌では、この町を美少女マンガの聖地として紹介し聖地巡礼などと持て囃しました。読者の若者は次々に町を訪れ、秋葉原風のメイド喫茶・郷土料理・イラスト入りお土産・古民家の解放見学・散策コース整備などで、町は活気付いていました。
 マンガのキャラクターに、夢中の若者は多いようです。
 草食系男子などと冷やかされる若者は、マンガの美少女に夢を託しているように見えました。
 別の番組「クール・ジャパン」では、自分の愛車の側面に美少女マンガのイラストを描き、コンテストをしている若者たちが出ていて、ドイツ人の若者からからかわれていました。

 私達71才は、映像の発展してきた時代をすべて体感してきました。子供の頃は黒白スタンダードで無声映画もありました。戦後は総天然色・シネマスコープ・ヴィスタヴィジョン・シネラマと進歩し、テレヴィジョンも実用化し映画を上回る進歩を遂げました。実写から、手書きのセル画によるアニメーション、コンピュータ・グラフィックによるアニメが出来るようになりました。
 ハリウッドでは、映画館に足を運ばせるように、映画館でしか見ることの出来ない3D映画の段階に入りました。

 若者は、CG風の眼の大きな、しわなどない赤ちゃん皮膚の美少女を、清潔感あるし現実の煩わしさはないしと、理想のように感じていわゆる草食系男子となり、現実の女性を忌避しているように、私は感じます。
 生まれた時からテレビ等の映像に囲まれて育ち、仮想と現実の境界がボヤケタ若者・ゲームや映画で教育を受けて、現実には責任が伴うことを忘れた若者は、映像社会以前の私達とは、違う人間と考えた方が良いように感じます。
 
 現実に近い仮想を理想とする若者に、仮想に近い現実を見せるとどうなるでしょうか? 現実を現実と見れるようになれる訓練になると私は思います。
 それは、テレビ体操の地方巡業をして現実として見せることです。
 テレビ体操の出演者は、実写ですがアニメの感覚があります。
 肌はきれいで、ほくろ・しみなど全くなく、均整のとれた体育大学卒の体操の先生のようです。レオタードで髪はアップで小さく纏めています。
 表情も小さく、モナリザのような笑みをたたえています。

 8人以上のメンバーが居て、毎日7人が交代で出ます。
 私のひいきは、家根本織永さんと金子さんです。彼らが一番前に出る日は良いことがありそうに感じます。
 アニメオタクの方々、早起きしてテレビ体操を見ましょう。朝6時半です。
 オタクを脱出出来るかもしれませんよ。

 仮想と現実の境界のボヤケタ若者のなれの果てが、イギリス人英会話教師を殺し、整形手術をして顔を変えて2年7カ月も逃亡した市橋容疑者のように思えてしようがありません。
 住み込みの建設作業員となって稼ぐ力あるのに、親の金で遊び暮らした果てがそうなったのです。
 現実を認識する力は、記憶勉強や映像教育では出来ない気がします。
 現実に触れる実習や、ボランティアなど活用が要ります。

 アメリカの大学生は卒業後ピース部隊と呼ばれる、未開発国の援助活動に従事することが多いと、大前研一さんの講演で聴いたことがあります。

 現実に触れる第一歩にテレビ体操はどうでしょう?
 それより実習が一番か?


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