朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

酵素肥料

2012-05-19 23:15:54 | 21世紀
植物育成用酵素
2012/05/20
 4女晶子は、庭を花一杯にすると張り切って手入れしています。
 テレビの通販広告で「万田酵素」を与えた大根や南瓜が馬鹿でかく成長しているのを見せています。効果がありそうだと買ってプレゼントしました。
 酵素が何故植物の成長に効果があるのか? そんな話は初めて聞きます。
しかしテレビでは直径1mもある南瓜や、50cmの大根が写っています。
 酵素商品の説明書にも、何故効くかの説明などありません。まだ、分かっていないようで、健康食品のCMのように、効果のあった実例を見せ続けます。
 
 これは、私(渡邉)の仮説です。元々私は、植物が土の中のミネラルをどんな仕組みで探し、その分子だけを根から取り入れるのか理解できませんでした。神様のような能力があるなら、海水の中に根を入れればそこから必要なものだけ取り入れることが出来るだろうに、そんなことは出来ず枯れてしまいます。
 レンゲ草などには根粒バクテリアという菌がついて窒素を取り込んで根粒を作り植物が利用するそうです。
 土壌微生物は、小さじ1杯の土の中に1~10億匹もいます。これを検索しますと次の様な記事がありました。
微生物と根っこは切っても切り離せない密接な結びつきがあります。
根っこからの分泌物(糖・アミノ酸・ビタミンなど)は微生物のエサとなります。また、微生物の分泌物や自身も植物の養分になったり、土中の養分を運んだりします。そんな植物の有利になる微生物が根のまわりに住みつくと病原菌は寄りつくことができません。
※根のまわりに住みつく微生物のことを根圏微生物といいます。
微生物と植物は持ちつ持たれつ、不可欠なパートナーなのです。
市販されている根圏微生物の一種で「菌根菌」というのをよく耳にします。
この菌は植物の根の内部に菌糸をのばし根から直接養分をもらう一方根以外に伸びた菌糸は土の養分を得て植物の根に送ります。
菌糸は7~10㎝も伸びるので菌根菌のおかげで根が届かないところにある養分をも得ることができるのです。しかし、肥沃な土壌では菌根菌は共生しない方が多いそうです。(お互いに必要がないんですね・・・)
 「万田酵素」と言う酵素は、植物そのものに効くというものより、根圏微生物や菌根菌を活性化し必要栄養素を根に供給する力を強めていると考えるのが良いのではないか? TTPに勝つ強い農業を作るため菌根菌用酵素を開発しましょう! 次の世代の農薬・肥料は、この酵素だと思います。農学部頑張れ。


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