戦争を起こす原因

戦争を起こす原因
2016/09/09
　参議院選挙での野党の演説では、「安倍首相は国会で2/3の勢力を得て、憲法改正し、戦争のできる国にする」と攻撃していました。
　過去の戦争は、戦争で利益を得る財閥が、戦争を起こすように、根回しをしたといえるでしょう。これは、日本だけのことでなく、全世界共通のことです。
第一次世界大戦は、イギリスに戦費を貸したアメリカ銀行家、武器を売り込み利益を得た軍需工場主たちが、利益を得るためにアメリカ政府・世論を動かし、参戦させました。
　第二次大戦では、フォード・GMその他重工業はナチスのために工場をドイツに作り軍需生産で利益を上げました。イギリスの参戦ではアメリカ銀行はイギリスに融資し、軍需物資を買わせました。イギリスの旗色が悪くなると、アメリカを参戦させようとしますが世論は動きません。日本に真珠湾攻撃をさせて、これを契機にアメリカ参戦して、利益を確保しました。イギリスは両戦争で戦費を使い果たし、弱小国になったのです。
　イラク戦争は、石油資本家、軍事会社、農業種子会社などが利益を得るためにブッシュ大統領を動かし戦争を始めたのです。
　戦争で利益を得るのは誰か？兵器など製造し利益を得るのは誰か？軍隊を外国に出すと利益を得るのは誰か？それら利益集団が動いてこそ戦争ができるのです。
　安倍首相が戦争しようと発議しても誰もついて行かないでしょう。
　安倍首相がしたいのは、中国が戦争を仕掛けて来ないように、法律的にも行動できるようにしておくことです。
　戦争は一切しない。戦争は憲法違反だと決めてしまえば、中国が攻撃してきたとき何もできずやりたい放題やらすことしかできません。それでよいのでしょうか？
　スポーツでも、良い試合をするためには、体力を強くし、トレーニングします。自衛のためにも体力を作り、トレーニングしなければなりません。
　自衛の力を蓄え、準備しておくことと、戦争を始めることとは大きく違います。
　今のうちから、日本で戦争すると利益を得るところは何処か？彼らはどういう風に政府に働きかけているか？を野党たちはシンクタンクに研究調査させるのが肝要と思います。