朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

パパイヤ

2016-05-01 23:00:21 | 21世紀
パパイヤ
2016/05/02
 昔、インドネシアの建設現場にいた時、調理人は、牛肉をパパイヤの葉で包み、冷蔵庫で1日置いていました。硬い肉が柔らかく美味しくなると説明してくれました。
 テレビで、青パパイヤ酵素の宣伝を見ました。 昔を思い出し、パパイヤには強い酵素があるから、水牛の肉も半分消化していたのかなと、思ったことです。
 グーグルで調べますと、以下のように記述されています。
「食物酵素」のなかでも酵素の王様と言われるのがパパイヤです。「酵素の力で汚れを落とす」という石鹸のコマーシャルによって、パパイヤの名を覚えている人も多いいのではないでしょうか。 パパイヤに含まれている酵素を「パパイン」と言います。 このパパイン分解酵素は医薬品指定されており、幅広く医療の現場で用いられています。 また、青パパイヤには、パパイン酵素以外にもキモパパイン、カルパインなどさまざまな酵素が豊富に含まれています。
 食物酵素はタンパク質の一種で、熱に弱い物質です。ほとんどの食物酵素は42~48度で活性を失います。しかし、南国のフルーツに含まれる食物酵素の多 くは、少し高めの温度でも酵素活性を失いません。例えばキウイの場合においても、40℃から60℃の間でも酵素は活性するそうです。さらに青パパイヤに含 まれる酵素は100℃の温度でも酵素活性を失いません。
  私たちの体は、胃酸によって体内に悪影響をあたえるような有害物質を死滅させる働きを備えています。胃酸はph2前後と大変強い酸性です。ほとんどの食 物はこの胃酸によって変質します。けれど、青パパイヤに含まれる酵素はph1.2でも変質しません。ですので、phの値だけで判断すると、“胃に届く” と、言うことができます。
 しかし、胃の中へ胃酸に冒されないものを日常的に体内にいれるということは、いささか危険です。自然植物だから体に安全だと思い込んでいる人もいますが、自然植物にも有毒植物は沢山あります。
 青パパイヤに含まれる酵素は医薬品指定されています。言葉を返せば、医薬品として認められるほど効果が強力で、間違った食べ方をすると危険だということです。そのため、医薬品外のサプリメントにパパインを含んで販売することは薬事法で禁じられています。 青パパイヤをサラダなどにして直接摂取している沖縄の人たちも、パパイヤを常食すると胃腸障害を起こすことを心得ており、多量に食べることはありません。肉や魚を食べ過ぎてちょっと胃がもたれるな、というときにも、パパイヤを半分ほど食べれば胃がすっきりする効果があります。
実際にパパイアは食肉軟化剤や消化促進剤として使われているほどなのです。
ただし熟すほどにパパインの含有量は低下してしまいます。
オレンジ色に熟しきったものでは、ほとんど消化酵素の働きは期待できなくなるので注意してください。家庭でも、かたい肉を柔らかくするのにこの効果が役立ちます。
パパイア果汁に2~3時間ほど肉を浸けてから調理すると良いでしょう。
 青は良い  黄色はだめよ パパイヤは    胃酸でも 変質しない 強酵素