朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

レジリエンス

2016-02-09 00:07:39 | 21世紀
レジリエンス(resilience)
2016/02/09
 テレビを見ていて、新しい言葉を知りました。今後のキーワードになりそうで、調べてみました。
 レジリエンス(resilience)は、元々はストレス (stress) とともに物理学の用語であった。 ストレスは「外力による歪み」を意味し、レジリエンスはそれに対して「外力による歪みを跳ね返す力」として使われ始め、精神医学では、ボナノ (Bonanno,G.) が2004年に述べた「極度の不利な状況に直面しても、正常な平衡状態を維持することができる能力」という定義が用いられることが多い
  レジリエンスの高い人は、ハードに働きながらも、心が疲弊することが少ないというのが私の考えです。では、仕事で成果を出すことを求められている人に必要なレジリエンスは、どうすれば身につけることができるのでしょうか?
 実は、レジリエンスの力は誰にでもあるものです。逆境を乗り越える力、困難に負けない強さは、多少のレベルの違いはあれ、私たちに内面に備わっているのです。要は、それを引き出して、必要に応じて発揮すればいいのです。
 さらには、レジリエンスの力は強化することもできます。過去30年以上にわたる研究でも「レジリエンスは習得可能である」ことがわかってきました。これは私のようなもともとレジリエンスを充分に発揮できずに仕事で苦労していた者にとっては朗報でした。
 レジリエンスを鍛えるトレーニングがあります。グーグルで「レジリエンス・トレーニング」と検索しますと、出てきます。
 私達の若い頃、「自己啓発トレーニング」「モチベーショントレーニング」などがはやりでしたが、実務的トレーニングのようです。落ち込んだ意欲を回復するテクニックですから、ストレスの多い現代、この勉強は役に立ちそうです。
参考書に次の本が紹介されています。
 「なぜ、一流の人はハードワークでも心が疲れないのか? 」実践版「レジリエンス・トレーニング」  久世浩司 著
 【著者】久世 浩司(くぜ こうじ)
ポジティブ サイコロジー スクール代表。慶應義塾大学卒。P&Gにて、高級化粧品ブランドのマーケティング責任者としてブランド経営、商品・広告開発、次世代リーダー育成 に携わる。その後、ポジティブ心理学、及びレジリエンスを活用した人材育成に従事。NHK「クローズアップ現代」で「折れない心の育て方・レジリエンスを 知っていますか?」にてレジリエンス研修が放映された。著書に『「レジリエンス」の鍛え方』『親子で育てる折れない心 レジリエンスを鍛える20のレッスン』(実業之日本社)『なぜ一流の人はハードワークでも心が疲れないのか』(SBクリエイティブ)がある。認定レジリエ ンス マスタートレーナー。
 「フローマインド」というスポーツ心理学を実社会に応用したトレーニングもあります。若い方で、実力を高め、発揮したい方は、これらを勉強されると、鬼に金棒ですよ。辻秀一さんの素晴らしい通信教育プログラムがあります。私も勉強しています。 歳取っても、勉強が楽しいのは、私も良い教育をうけていたのでしょうね。
 勉強で 態度が変わる そこ大事      勉強に これから大事 心理学