朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

テロの原因

2016-02-04 23:49:58 | 21世紀
テロの原因
2016/02/05
 テロは、現在幸せな生活が営めない人が、生活の向上を目指して努力しても叶わないとき、この社会を毀してしまおうと、行動する行為と、私は定義したいと思います。
 日本でも、秋葉原事件や下関通り魔事件、名古屋無差別暴走事件、その他通り魔事件が、ありました。 これらは個人の犯罪ですが、「殺すのは誰でもよかった」と共通して発言しています。 これが学生などの共通の考えになると、赤軍派事件や三菱重工爆破事件になると感じます。

 アメリカ同時多発テロやパリ同時多発テロも、同じような考えの事件です。虐げられたイスラム教徒が、現在の不幸な境遇は、アメリカ資本やヨーロッパの人種差別がその原因だとして、既成社会を毀すべく活動したと、考えます。
 多数の民衆が不幸で、少数者が権力と裕福を謳歌している時、民衆の抵抗は、「革命」「アラブの春」などと、賞賛されます。フランス革命、メキシコ革命、エジプト革命など沢山の革命が起こり、現代の民主政治が定着しました。

 科学の進歩で、生存する人間の数も生活様式も変わってきました。新たな支配階級と不幸な民衆の差別が生まれ、現社会に不満を持つ層が増えてくると、同じような革命やテロを計画する人々が増える時代になったのです。
 社会に不満を持つのは、稼ぐ仕事につけないから、思うような生活が出来ないからです。需要が生産力より多ければ、仕事はあります。戦後復興時はものが無く、生産したものは、飛ぶように売れ、皆が生産に励み、生活の向上が出来ました。そんな社会が理想ですが、現在は、生産力が高まりすぎて、生産をセーブしている状態で、新規雇用も起こらないため、失業者が増えています。

 グローバル経済で、安価な労働力が得られる中国などで生産が移り、労働単価が高ければ負けてしまうとして、日本でも、竹中平蔵と小泉純一郎が、非正規社員・人材派遣を解禁したことで、サラリーマン給与は東南アジア並みになりました。
 日本でも、テロが起こってもしょうがない状態と言えます。 しかし、アラブ原理主義者が、日本を攻撃することはなさそうです。国内にアラブ人や同調者はいないしすぐわかります。 日本が心配する必要のあるのは、近隣の反日国家でしょう。それと、国内の、赤軍派流れの跳ね上がりです。
 昨年末、アメリカでは、福祉施設を攻撃した個人テロがありました。 自分は虐げられているのに、身障者等が手厚くあつかわれているのが許せないと感じての事と感じます。 テロの無い社会は、人口減少社会で失業者の無い社会かも知れません。安い労働力を増やすために産めよ増やせよというのは、会社経営者には良い事かもしれませんが、結婚も出来ない安月給は、テロを起こしたくもなります。
 日本は、安価な外人労働者を受け入れないこと。現在の武器所持禁止を続けること、反日外国人を入れないこと、などがテロを予防することになりそうです。
 テロよりも 地震津波が 怖いなぁ    非正規社員 あまりイジメルと テロかもね

リシン猛毒

2016-02-04 03:00:34 | 21世紀
リシン(猛毒)
2016/02/04
  昨年11月30日、殺人未遂の疑いで逮捕された宇都宮市の鹿毛陽子容疑者(33)。警察によると、鹿毛容疑者は焼酎のパックの中に毒物を混入させ、夫を殺害しようとした疑いがもたれている。鹿毛容疑者が使った毒物は「トウゴマ」という植物だった。
 トウゴマとは、熱帯地方が原産の植物で、種からとれる油は「ひまし油」と呼ばれ、工業用として流通している。ただ、東京薬科大学の三宅克典助教によると、「(種を)搾ったカスには猛毒が含まれている」という。

 東京薬科大・三宅助教「リシンという猛毒が含まれていて、搾ったカスから1%くらいとれると言われています。フグ毒のテトロドトキシンがありますが、それよりも強い毒とされています」
 リシン (Ricin) は、トウゴマ(ヒマ)の種子から抽出されるタンパク質である。ヒマの種子に毒性があることは古くから知られていたが、1888年にエストニアのスティルマルク (en) が種子から有毒なタンパク質を分離し、リシンと名付けた。
猛毒であり、人体における推定の最低致死量は体重1kgあたり0.03mg。毒作用は服用の10時間後程度(たんぱく質合成が停止、それが影響していくことによる仕組みのため)。リシン分子はAサブユニットとBサブユニットからなり、Bサブユニットが細胞表面のレセプターに結合してAサブユニットを細胞内に送り込む。Aサブユニットは細胞内のタンパク質合成装置リボゾームの中で重要な機能を果たす28S rRNAの中枢配列を切断する酵素として機能し、タンパク質合成を停止させることで個体の生命維持を困難にする。この作用は腸管出血性大腸菌O157の作るベロ毒素と同じである。 吸収率は低く、経口投与より非経口投与の方が毒性は強いが、その場合の致死量はデータなし。戦時中はエアロゾル化したリシンが、化学兵器として使用された事もある。 また、たんぱく質としては特殊な形をしているため、胃液、膵液などによって消化されず、変性しない。(以上・ウィキペディア肘より引用)
怖い毒物があるものですね。オーム真理教がこれを知らないで良かったですね。
犯人は夾竹桃の毒も、混ぜていたそうです。
キョウチクトウの毒性って・・・
有 毒成分は葉や花など植物の全体に含まれており、さらには燃やしたときの煙、周囲の土壌、腐葉土にも毒性があり吸い込んだりしただけでも 重い中毒症状を起こすことがあり、非常に危険なのだそうです。乾燥葉 100gで成体の馬1頭の致死量に当たり、羊では葉1枚で死んだ例があるそうです。驚いたことに花を生けた水でも中毒を起こすそうです。
毒性が最も強くなるのは開花期で、赤花の方が白花より毒性が強いそうです。
米 国では2002年だけでも847人の中毒事故が発生し、2000年ロサンゼルスでは2才と3才の子どもが葉をかじっただけで死亡、小枝を笛にして遊んだだ けで中毒、1809年にはマドリードへ進軍していたフランス軍でロースト肉を焼くのにキョウチクトウの枝を使ったため12人中7人死亡、5人重症の事故を 起こしたり、歴史的に見るとアレキサンダー王の部隊やナポレオン軍、太平洋戦争中の日本軍でも同様に多くの兵士を失っているそうです。箸として使ったり、ジンギスカンの串にキョウチクトウを使うだけでも中毒死すると言いますから、如何に毒性が強いか判ります。つまり肉を焼くの際の熱で串に使った芯から猛毒成分が肉にしみ出して、それを食べることで中毒死するのです。
きょうちくとう きれいな花には 毒がある    殺人は 小説よりも 手があるね