朝礼の話題

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コラテラル・ダメージ

2015-05-15 23:16:27 | 21世紀
コラテラル・ダメージ
2015/05/16
 〔コラテラルは「付帯的な,二次的な」などの意〕
付帯的損害。巻き添え。主に軍事攻撃についていう。爆撃によって目標物の周辺(一般市民)にまで被害が及ぶ場合など。
 ドイツ旅客機がアルプスに墜落しました。原因は副操縦士の自殺だそうです。乗客は、巻き込まれ殺人、意味ない死に方と言うしかありません。
 JR福知山線脱線事故でも、多くの方が亡くなられました。運転士の自殺行為のように感じますが、被害者遺族は、JR西日本社長を訴え続けます。無罪判決が出ても、上告を続け責任を追及しています。
 今回のドイツ航空会社の経営陣の責任追及はどうなるでしょう?
 この経緯とJR西日本裁判を比較すると、日本人の死生観と欧米人の死生観の違いが分かるでしょう?
 現在、世界では、テロが横行し、沢山の無関係な一般市民が殺されています。
 彼等の死亡の責任や賠償責任を追及する方法もありません。
 彼等の死の価値は金銭的にはゼロです。日本では、自然災害による死亡であっても、その場所の管理責任者を裁判し、高額な補償金を取り、その上、刑事責任を追及しています。
 精神異常者や酩酊などで、正常な判断が出来ないと認定されると、日本では刑罰を問いません。異常な中年男性が可愛い女児を殺す事件がありますが大抵措置入院ということで、異常者は保護されます。18才の少年犯罪も、更生を期待して少年院送りとされ、何年か後には、秘密のうちに釈放されます。被害者への賠償金など雀の涙でしょう?
 事故で死ぬときは日本が良い。それも、政府関係の施設の中で事故に合うのが有利のようです。日本の裁判所は被害者の味方であり、人権という人の価値を世界一高く評価しています。
 津波死亡で、自動車学校は生徒を避難させなかった責任として、高額の補償金を判決されています。貰うのは、被害者の親ですから。一番の親孝行だったようです。死亡の補償金は、生涯収入を高く見積り、生涯経費を低く見積もった結果でしょう? もし、その親も津波被害で死んでいたら、裁判も起こらず、補償問題もないのですから、可笑しい気もします。子供の命で儲けようとする日本人がこんなに多いかと恥かしいです。補償金を算定したあと、自然災害の場合、あるいは精神異常だった場合、天災と認定し、8割減額などの処置が必要と感じます。自動車学校関係者が可哀そうになります。
 神様は 値に差を付けず 命の値   偶然の 神の意図する お出迎え