朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

近現代史を読む

2014-08-21 22:46:54 | 21世紀
「近現代史の旅・真実を求めて」を読む
2014/08/22
 「政治ブログランキング」と検索してください。人気あるブログがランク付けされていて、読むことが出来ます。
 1位は三橋貴明のブログです。月間840,000のアクセスがあります。
 8位にランクされている「中韓を知りすぎた男」というブログがあります。中韓日の歴史から現在の有様の解説をしています。面白く愛読して居ましたら、それが書籍として発行されました。
辻本貴一著「近現代史の旅・真実を求めて」メトロポリタンプレス刊 \1,500
です。 久しぶりに見つけた面白い本です。
 尊王攘夷の時代から、どうして明治維新が起きたのか。日清日露戦争の経緯
米ソの謀略などを、分かり易く解説してくれます。
 昔読んで感激した司馬遼太郎の「坂の上の雲」・大宅壮一の書いた「炎は流れる」を初めて読んだ時の感激を覚えました。
 NHKのドラマ「坂の上の雲」を見て、ロシア宮廷の華麗さと日本の貧しさを印象付けられ、無謀な戦争で、偶然が積み重なって、日本は勝った、と言う描き方で、大山大将も乃木大将も寂しい死に方をしたと、表現されていて、怒りを感じました。
この本を読んで、日本は何故、戦争をしなければならなかったか?当時の欧米の植民地分捕りに如何に日本は抵抗したか?そんな説明で、明治日本の偉大さを誇りに感じました。
明治維新を起こした薩摩・長州は、尊皇攘夷で固まっていたものが、何故勤皇開国に変り、討幕に成功したのか?
それは、それぞれ薩英戦争・下関戦争で簡単に敗北した、挫折経験から学んだことにある。挫折は最大の教育であると、喝破します。
著者は、中国で工場経営をしていた方で、中国・韓国人の考え方も良く分かっておられる方です。本は、読み易く、読者にイメージが浮かびます。学者や官僚が書く、公平な見方という左翼的・自虐的見方はしていません。日本の歴史教科書はかくあるべきだと推薦したくなる本です。
是非、御自分で買い、お読みになって下さい。眼から鱗(うろこ)が何枚も取れます。 未来は、過去の延長線上にありませんが、過去の出来事に如何反応してきたかを、知ることは、未来の参考になります。
挫折を知らぬ、学者官僚は、未来を直線思考で考え、過去を未来に伸ばします。 バックミラーを見るだけで自動車の運転をしている様なものです。未来の出来事に備えるものとして、この本を読みましょう。良い本ですよ。