朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

内観法

2013-10-03 02:22:46 | 21世紀
内観法
2013/10/03
 透析の5時間を生かそうと、瞑想を自分なりに行っていましたが、昔の友人(名前が出て来ませんが、福岡で貸布団『つるや』さんをやっておられ、中小企業家同友会・経営計画書勉強会でご一緒でした。もう亡くなられました。私より10才位若い人でした)が修業に行かれた「内観」が、透析の修業に適していると思い出しました。その時意識して居なくても、必要なとき思い出すのですから、潜在意識は素晴らしい能力です。
 ●内観法とは、「自分を知る」ための方法として開発された自己観察法です。
その歴史は、内観法創始者である故吉本伊信先生が昭和28年奈良県大和郡山市に内観道場を開設したのが始まりで、その後吉本先生が工夫を重ねられ昭和42年頃に今の方法を確立され現在に至っています。
具体的には、父母、祖父母、兄弟、姉妹、配偶者というような身近な人に対する自分の行動を していただいたこと して返したこと 迷惑をかけたこと
という3つの観点で小学校低学年から年代順に具体的なエピソードを思い出し、自分自身のことや身の回りの身近な人々との関係をありのままに見直すのです。
その最終目的を吉本先生は、「どんな境遇になっても喜んで喜んで生きられる精神状態を身につけること」とおっしゃっています。環境や条件に左右されない幸せ、つまり、本当の意味での幸せを手に入れることなのです。
では何故「自分を知る」ことが本当の幸せを手に入れることになるのでしょうか?
それは、人は誰でも生まれながらに本当に幸せになれる潜在能力を備えているからです。しかし残念ながら、ほとんどの人がその能力に気づいていないのが実情です。何故なら私を含めて多くの人は、幼い頃から他人の評価を気にしたり、自分自身の欲望を満たすことに懸命です。そのためにそこで得られた自己像を自分と思ってしまうのです。他人の評価や自己の欲望達成度で決められた自分は本当の自分とは言えません。本当の自分を知るためには、客観的に物事を見る「眼」が必要になります。
内観法は事実をありのままに見る「眼」を養成する方法なのです。前に述べた3つの視点は、物事をありのままに、客観的に見ることが出来るよう工夫がされており、真実を見る「眼」を養成するためのポイントなのです。
内観の深まりと共にだんだん本当の自分に目覚めてくるのです。
 明日から、内観を実施しよう。自分ながらの悟りを得られれば、成長し、真の大人になれるかもしれない。私の終活は内観であり、これを修練するために透析の時間が神より与えられたと考えよう! 幸せだなぁ!