藤田紘一郎

藤田紘一郎先生の評判
2013/01/09
　正月から藤田先生の「脳はバカ、腸はかしこい」を読んで感激し、ブログで紹介し、広めたく考えました。
　グーグルで「藤田紘一郎」を検索しますと、先生の言う事を否定、中傷するものが沢山あります。
　●カイチュウ博士こと藤田紘一郎センセが、最近電波度を増しているらしい。
数年前から「水商売」に手を出していたことまでは知っていたが、
まさかここまで逝っちゃった主張をするようになっていたとは知らなんだ。
いくら媒体がZAKZAKだからといって、到底医業に関わる人間が口にしていいレベルの主張じゃないので、ちょっと取り上げておくことにする。
もう最初から最後まで滅茶苦茶だしな。
　●つまりこの記事の内容は、半分以上は藤田センセが真に受けちゃったらしいこの本の受け売りなんだよ。
もっとも藤田センセはそこにさらに自己流にアレンジを入れてはいる。
ダダモ博士の本がトンデモであるのと同じ理由で、ただのトンデモ理論にとどまっているが。
さて、なぜダダモ博士の説、あるいは藤田センセの説が疑似科学ですらないトンデモ理論なのかは次のくだりを読めば明らかだ。
　●とはいえ狩猟民族のＯ型は肉食、農耕民族のＡ型は穀類、遊牧民族のＢ型は乳製品と相性がいいわけでもないようなのだ。
　●藤田教授は、人体や食品に含まれる血液型物質（血液型に関係する糖の型など）を調べる免疫血清学の見地から、血液型別にどの食べ物が体に負担をかけずに消化できるのかを研究している。ちなみに、ここで言う体に「合う」「合わない」は、食べ物に対して抗体を「作らない」か「作る」かを意味する。
まともに免疫学を学んだことがある人間なら、これを読んで失笑すること請け合いだ。
藤田先生は、実際に名水の宣伝もしています。加熱処理するとミネラル類は沈殿してしまうので非加熱が良いと意見を言いそれに合致する名水を推奨しています。それはそれでいい事と私は思うのですが、宣伝は学者に悖ると非難しています。
血液型について、一般的に占いなども否定され、根拠はないとされています。しかし、その血液型について藤田先生の意見は、「腸で思考している」と見てやりたいですね。藤田先生を非難する人は、原発の下にあるのは活断層だといいつのり、科学とエセ科学の差を感じ取れない人と同じに感じます。