朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

泡盛は美味しい

2006-12-13 13:20:23 | 趣味
シーサー屋(泡盛愛飲倶楽部)2006/12/13
紺屋町を歩いていますと、沖縄音楽が路上放送されていました。
 「ちゅらさん」で沖縄が好きになり、「涙そうそう」をカラオケする私は、音楽に誘われそのビルの外階段から2階に上がりました。
 そこでは音楽は聞こえません。
どこかわからないまま奥へ行くと【シーサー屋】とあり、ここかと扉をあけますと普通の居酒屋、沖縄訛りで若い女性があいさつしてくれました。
メニューには、ゴーヤなどよく聞く沖縄一品料理の名が並んでいます。
ミミガー(500円)トウフヨウ(500円)、彼女のお勧めで八重泉30°ロック(500円)を貰いました。
久しぶりにおいしいお酒にめぐり合いました。
焼酎の臭みもなく、フルーティな香りです。のどの通りもスムースで甘味も感じ、爽快な青空の気分です。口内の神経が目覚めたように生き生きしてきました。

沖縄食材のセールを、スーパーや駅構内で見つけると、必ず立ち寄りミミガーを晩酌のつまみにして美味しいと喜んでいるのですが、【シーサー屋】で出されたミミガーの酢の物はアッサリとし少し感触が違います。
薄く切ってあるので、フグ皮の酢の物のようでもあり、咬むと動物的な味は鯨のオバイケのようでもあります。
トウフヨウも駅売りのパック詰めは赤いタレに漬けて普通に食べられますが、この店のものは、赤くなく味も濃く、爪楊枝で耳くそ程度の量が適当でした。
私はお金のない学生時代、サンラックドライという一瓶30円のアルコール水を、味の素の固形「コンソメスープ」を舐め舐め飲んでいましたが、この店のトウフヨウはそれを思い出す強烈な味付けでした。

泡盛のメニューがありました。面白いメニューで(泡盛テスティング・チャート)と副題を付け、マトリクス形式で書かれています。

            控えめ 穏やか      強い 華やか
  爽                      薫
軽やか 爽やか
 
                      
 濃い 複雑
           醇                      熟
 この表のそれぞれの位置に、久米仙 古酒43°700円・与那国30°500円 と書かれているのです。
 泡盛には日本酒とも焼酎とも老酒やマッカリ・ワインとも違う文化があり、沖縄独自のものだと思わされます。

これらの泡盛をのんでいますと、銘柄ものの焼酎、伊佐美だ森伊蔵だと拘るのは、次元が低いよと馬鹿らしくなります。
 ウィスキィーから焼酎そして酎ハイ・ワインとブームが作られて来ましたが、その流れの先には泡盛が待っていると私は確信します。
 
 長生きと泡盛の相関関係はありそうでもあり、なさそうでもあり、公式には言えないことでしょうが、長生きの沖縄人は泡盛を飲んでいるのは事実です。
 泡盛を飲むことは、真剣に感覚を味わうことの訓練でもあり、中途半端を許さぬ生き方の訓練にも繋がる気がします。
 25°の麦や芋の焼酎を六四だ五五だと水や湯で割るのは、日本人のぬるま湯体質を表し助長しているようで、不快な感じさえして来ました。

 沖縄の産業振興が、基地移設の前提でもあります。基地に依存しない沖縄経済が理想とされますが、この泡盛の世界的普及はその鍵にもなりそうです。
 日本政府は沖縄県や琉球大学を拠点とし、泡盛を研究開発し、世界特に日本・中国への定着システムを作り援助しようではありませんか!
 私も貧者の一灯で、このシーサー屋に通いましょう。
 小倉の場末にこんな店があるのがうれしく頼もしいことです。
 店長の男性は小倉出身の30才くらいでサッカーの中田英寿の雰囲気・
 女性は久米島出身の19才で正月には成人式に島に帰ると言っていました。

 沖縄料理 シーサー屋 泡盛愛飲倶楽部
        〒802-0081
        北九州市小倉北区紺屋町5-18大塚ビル2F
        TEL・FAX 093-551-8945